「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる 雁坂敗戦記その4 | ランニング・デビルマン

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走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

60度に傾いたデビルウィングを気にしながらではあの峠を超えることは出来ない!!

命の次に大事なウィングではあるが、命まで取られては元も子もない。山に入る前の最後のコンビニで補給をすると同時に、モノコックフレームを引き剥がし、電飾とウィングの皮の部分だけを残し、店員さんにお願いをする。


「大変申し訳ないのですが、この残骸を捨てさせてもらっても良いでしょうか?」
「あ~、それゴミ箱に入らないでしょ、こっちで預かるから捨てっていいよ。」


かたじけない…。

本当に山梨の方々にはお世話になりっぱなしである。
このご恩は大会以外で訪れて、お土産を買ったり地域経済に貢献するしかないだろう。


こうして、早々に正丸での電飾点灯を諦めたデビルマン。降り続ける雨に打たれながら第1CPまで辿り着いた時には昨年よりも大きな遅れが出ていた。早くも時間内完走に黄色信号が灯った感があるが、それでも峠は越えて行かねばならぬ。


昨年まではエイド休憩10分の掟があったが、今年は補給を済ませると早々に出発。とにかくロスタイムを少しでも少なくする以外に作戦がないというのが本音である…。



遂に雁坂デーモンとの直接対決に挑むデビルマン、いきなり致命的な弱点を露呈することになろうとは、この時はまだ思ってもいなかったのであった…。


【続く】




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