三人はフォーメーションIを解き、互いに手を取り合いながら魔都東京の平和を守り切った事を讃えながらゴールラインへと進む。
独りの力では恐らくデーモンに負けていたであろう。
あなたの傍で ああ 走れるならば
つらくはないわ この東京マラソン
あなたがいれば ああ うつむかないで
走って行ける この東京マラソン…
クールファイブのメロディが頭をよぎった…。

こうして、最後尾からスタートした初めての東京マラソンの闘いは幕を閉じた…。
Finish 04:30:43 (4:07:29)
決して褒められる記録ではない。しかし走った人全てにドラマがあるように、デビルの戦いにも多くのドラマがあった。そして、東京マラソンで出会った一人でも多くの人の記憶の中にデビルがいられるのならばそれはデビルの本望だ…。
完走タオルをウィングにかけてもらい、完走メダルを首に下げ、アミノバリューとバナナとミカンとソイジョイを貰い帰路につくデビルマン。
やりきった男のどや顔がビッグサイトにはあったそうだ(中柴晢さん談)。
ありがとう東京マラソン、共に闘ったランナーの皆さん、沿道の皆さん、テレビで応援してくれた皆様…。次にいつ走れるのかわかりませんが、決して一万円は高くないと思ったデビルなのでありました…。
《完》

にほんブログ村