「はい、駅伝会場ね。お客さんも走るの?最近の人は偉いね~。」
駅を降りると迷うことなくタクシーを選択。デビル財力はこういう時にこそ使われるものなのだ。会場に向かう人波を横目にタクシーはあっという間に会場手前の土手下に到着。
土手の上にはハッタマンが仁王立ちでデビルを待ち構える。
「すまぬ…。」
「とりあえず出走順を変更して対応したから。ガッチャごんが1走で、俺が2走、妖精が3走でデビルはアンカーね。」
申し訳ない…。前日の所沢デーモンの攻撃が予想以上に厳しかったからなのか、家庭平和を守る活動を優先したからなのか、それとも単なる
勘違い
なのか、会場には男子の部スタートギリギリ前に到着したものの、降臨出来ずにみんなを見送る。
いんちき組の陣地で身支度を整えると、2日連続のデビル降臨!!
ついに荒川の地は阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。そのまえに駅伝メンバーが地獄を見ていたことは露知らず、優雅に降臨したという情報提供ありでしたが…。
こうしてデビルマンと愉快な仲間たちは荒川の地に集結した…。デビルマンの出番はまだ少し先。会場を散策し始めるデビルなのでありました。
《続く》

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