流石はスポーツエイドジャパン。12時間走ならではの時間経過まで見越したメニュー作りだったとは…。
「デビルマン、冷奴食べ損ねたって言ってたから、みそ汁に入れる豆腐を特別に冷奴で召し上がれ!」
粋なはからいにデビルは頷くと特製冷奴を一気喰い。これで晩ごはんまでの全メニューは制覇したはずだ。
「あ、電気ついたね~。」
「おお!明るい」
「アゲハチョウみたいで綺麗だわ…。」
電飾ウイングがその光を妖しく放つ頃、最後のメニューである特製カレーとみそ汁を腰を据えて食べ始める。このあと更に+12時間走るzoffyさんと一緒に最後の晩餐…。
残り少ない時間の中で少しでも距離を稼ごうと必死に周回するランナーが暗がりで公園の外灯にうつしだされている。
(みんなすげーよ…。)
カレーをゆっくり味わい、最後の休憩を終えるとデビルは再びコースへ復帰。
今回の時間走は食にこだわるスポーツエイドジャパンが実はかなりこだわっている距離測定にもこだわりがあり、残り時間15分で自分のゼッケン番号が書かれた木札を渡され、8時のタイムアップと同時に木札をコースに置き距離を測定すると言う念の入れよう。
デビルも自分の木札を受け取るとラストランに入った…。
正しくは食べ過ぎて走れないのでラストウォークなのであるが…。
夜の8時、コース上に散らばったスタッフが声をあげる。
「終了でーす!札を置いて下さい!」
長かった闘いが終わった瞬間であった…。スタッフさんにお礼を言いその足で再びローソンに向かったデビルマン、zoffyさんの中締めということで泡の出る飲み物攻撃を再び受けるのであった…。
《終わり》

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