所沢航空記念公園での熱闘 その2 | ランニング・デビルマン

ランニング・デビルマン

走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

序盤戦、デビルマンはキロ6分程のペースで所沢航空記念公園の特設コース1周(3.246km)を突き進む。
エイドでの休憩を入れても1時間で3周走ると言う作戦に出たのであった…。


「富士五湖いましたよね?」
「富士五湖走ってましたよね?」
「富士五湖のデビル?」


どうやら、今回の大会に出られたランナーさん達はウルトラに出ている人も多いらしく、変態さんは明かりに集まる虫のように、一カ所に集まるのがお好きなようだ…。

って言うか、真夏の8耐にフル装備のデビルで走る変態さんにはみんな興味津々なのであろう。


しかもこの日は少年野球の大会が行われていたらしく、野球少年達もたちまちデビルに群がってくる。

「デビルマンだ!」
「変な青い人が走ってる!」

ガス橋の野球少年に教わった原監督直伝の『グータッチ』で野球少年を魅了し、コースの両端に並んだ少年達には、まず左側で連続ハイタッチをかまし、コースを一旦引き返してから右側の列で連続ハイタッチをかますという


無駄な力


使いまくりで声援に応える。しまいには練習中の少年が手を振っていると
  「誰に手をふってんだ!!」(監督)
一瞬その場が凍り付くが
  「サインもらってこい!!」(監督)
理解のある監督さんで良かった…。


ひとまず、熱中症で倒れるような野球少年はいないかデビルアイでくまなくパトロールして野球場に潜むデーモン一族から平和を守るデビルマン。まずは第1段階突破。




エイドに戻ってくると、冷たいお飲み物をふるまってくれるボランティアのお姉ちゃん達が!



生きて帰ってきて良かった…。


心底そう思ってデビルマンは周回を重ねていく。ひしゃくで水をかけてくれるお姉ちゃん達もデビルマンの登場に黄色い阿鼻叫喚の声をあげてくれる。
デビルマンは今まで見せたことがないような『デビルハッスル』ポーズまで披露し、大喜びでコースへ戻っていく…



単なるスケベおやじだな…。



こんな時、心底思う、無表情で良かったと…。

恐らく鼻の下は伸びきっていたであろうが、それでもデビルマンは突き進む。キロ6分のペースを可能な限り保ち続け、エイドに戻ってくるたびに


「かき氷ありますよ~」
(なに!)

「特製サンドイッチありますよ~」
(なんと!)

「スペシャルなキムチうどん出来ましたよ~」
(まじかよ!)


と言う具合に、大会主催者の誘惑にまんまと乗りながらデビルマスクのまま食べられるものは食べ、(流石にうどんは無理だったが)最小限の休憩時間でデビルマンは周回を重ねていく。


そして、半分の4時間が経過した時点でどらごんさんの併走による助けもあり、予定通りの

12周

のLAPを記録したのでありました…。


次回、中盤から終盤への闘いでデビルマンが初めて経験したこととは?所沢デーモン一族の逆襲、主催者の泡が出る攻撃に果たしてデビルマンは勝てるのか?へ続く!!