標高1500mの死闘 | ランニング・デビルマン

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走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

デビル5番勝負のその2は
『第29回 八ヶ岳ロードレース』20キロに参戦!

このレース、今回が初めての出走とあいなりますが、八ヶ岳と聞いて

「標高高いよね」
「アップダウン厳しそうだね」

と、各方面からコメントいただいていましたが、コースを知らないだけに
「何とかなるでしょ、三浦も所沢も走っているから少々のアップダウンじゃ驚かないし」





「驚きました…」


コースは清泉寮から700m程登った地点をスタートし、八ヶ岳横断道路を往復してスタート地点を経由してラストは清泉寮前までの下り坂を駆け下りるコース設定。

気温は低く、雨が少し降っているコンディションでのスタート。
スタートしてすぐにこのコースの異常さに気付く。

「お、長い下りじゃん、足を消耗しないようにと」
「お、また下りか」
「お、更に下りか」
「…」

延々に下り?
ってことはだよ、帰りの道のりは延々に上りか?

走っている途中で考えるだけで気が遠くなりそうだったので、あえてデビル思考停止状態に持ち込み、往路の下り坂をスピードを出しすぎない、かつブレーキをかけすぎない事だけを考えて足を回転。
こうなったら大枚はたいて買った『GEL KAYANAO 14』だけが頼りです。

で、折り返し地点を46分台で通過。下りが多かった割には思ったよりもペースが上がらず、それでも何とか足の消耗は最小限にとどめていざ復路へ。

ちなみに高低差は200m近くはあり。

前を見ると上り坂が続く場所が多く、気が遠くなりそうなので、ひたすら足下を見つめてはリズムにだけ気をつけて歩を進める時間が多くなるし。
誰だこんなコースを設定した奴は…
絶対に主催者はデビルに違いないと、勝手に思いつつ距離を稼ぐ。
ま、景色は山の紅葉が楽しめて非常に良かったですけどね。

で、ラスト4000mの看板が出てくると、あとはひたすらスタート地点まではだらだらと登るだけというドMな人にはもってこいのこのコース。デビル我慢でとにかく登る登る。
こんだけ辛いのはなかなか無いかも?しかも酸素薄いし…。

で、なんとかスタート地点まで帰ってきたら、あとは一気にゴールまでは下り坂というプチ箱根駅伝ひとり5区6区状態でしたが、ここまで必死に足の消耗を食い止めていただけに、一気に開放!



デビルラストスパートォォ!!


重力に全く逆らうことなく、700mの下り坂を利用しての猛スパート。『GEL KAYANAO 14』だけを頼りに着地の衝撃何のその、上りでどうしても追いつけなかった前走者二人を一気に抜き去りゴールイン!
いやぁ、よくぞ転ぶこともなく回転してくれました俺の足って感じですね。


ということでタイムは

1時間41分55秒

これだけの高低差のあるコースではあったものの、やはり1時間40分台では走りたかったなと少々後悔。しかし、なかなかアップダウンのあるコースを走る機会も少ないので良しとしましょう。紅葉も綺麗だったし。

あ、ちなみに今回は人間として走りました。仮装ランナーは皆無でしたので…。


ということで、この美しいものを守るためにデビルマンは今日も走るのでありました。