ランナー専門Personal Place~一番星~
代表の城戸隆司(きどたかし)です。
今回は、匿名希望という事で、「Mさん」と言う事で承諾を得ています

まずは障害部位ですが、右膝の痛みが主(周囲で細かく部位が変わる)で、鍼やマッサージに通われてて、どうにも原因がわからず、痛く無くなったり痛くなったりを繰り返して、メンタルにも悪影響を与えていた症例です

よく有りがちと言えば有りがちですよね・・・
右側の部位ばかり故障しているとの事で、何か全身的に右側に負担をかけている要因があるんじゃないかと考えました

色々と、身体の動き・反応を見させていただき、ネガティブな要因はいくつも出てきました・・・
でも、一つ一つ治していくとキリがないんです

それに、右膝の痛みは右側の脚が頑張りすぎた結果で起こっていると判明

大きな問題だけ羅列して、専門的?に言うと・・・
・右腸腰筋の滑走障害
・右大腰筋の過緊張
・左小趾外転筋の筋出力低下
・左横隔膜の機能低下
・左の肩甲骨の安定性低下
・両臀筋群の筋出力低下
・クロスパターンの協調性低下
が挙げられました

勿論、相互に関わっているのもあるので、一部分のみで起きている現象を並べると・・・って意味です

でも難しいですよね・・・
なので、ランナーっぽく簡単に

左下肢に体重移動できない要因があって、右下肢に頼ってばかり走っていたので、右側ばかり痛みが出るんです。
簡単にし過ぎかな?(笑)
ここで、皆さんもやってみると分かると思うんですが・・・
真正面に向いて立った状態で、右肘を後ろに引いてください・・・
足の裏の重心って、どこに行きますか?
基本的には右の小指にかかりますよね?
全て右に右に向かっていて、右膝の外側に一番痛みが出やすいんです

右の腸脛靭帯に負担をかけているので、それを何とかしようと、鍼やマッサージをすると、一時的には痛みは取れるかもしれませんが、また負担をかければ痛みは出ます

これが繰り返しですね

よって・・・
左に体重移動出来ない要因が一番の問題なんです

それで、さっき沢山羅列させた要因で、一番問題として考えたのはどれだと思いますか?
おそらく、
臀部筋群が・・・
って考えやすいので、トレーナーの方々でも、そう仰る人は沢山いると思います

僕も臀筋群気になります・・・気になりますが・・・
僕が気になったのは、左小趾外転筋の筋出力低下

その臀筋のスイッチを入れるのが小趾外転筋なんです

これ・・・足の指をパーにした時に小指開きますか?
開き方も良い開き方がありますが、とりあえず開けることがまず大事

おそらく、開かない人が結構いるんじゃないですか?

小趾外転筋は、ここにあります


(画像お借りしました)
で、これの効きが悪い人でも、当たり前ですが筋肉が消えて無くなっちゃった訳ではないんですよ

なかなか小指を開くって意識してやらないと出来ないので、小指を開くのってどうやったら開くか、脳が忘れてるんです

行ったことがない土地に、急に連れて行かれたら、見えてる先がどう言う道になっているか分かりませんよね

でも、一回行った事ある場所って、何となく分かる事ってあるじゃないですか

それと同じで、一回開く事が出来ると、身体が覚えて動かせるようになるんです

これの効きが悪いと、小指がないのと同じで、薬指までの4本までの足だと想像してください

そうすると、左の足の横幅が狭く不安定になる上に、中心が右寄りになるので、重心も同じく少し右寄りになりそうな気がしませんか?
もっと言うと、左に体重乗せられなそうな気がしませんか?
と言う事で、小趾外転筋も含めてセッション(現場ではもっと色々やってます)をして自然に走ってもらったんですが・・・
最長距離を踏めたようです

今まではMAXでも15kmでしたし、鈍痛のような違和感のような・・・
いまいちパッとしない様子でしたが、20km走って来れたようです

本人の感想も
・左の腕振りがしやすい
・足の指が使えている
・右の内転筋が使えている
本人は、これらが効く“ような”と表現していましたが、僕がアフターの結果がこうなってほしいと思ったようになっているので、ひとまずオッケーですね

練習を重ねて行って、使えていなかった部分がつかえるようになって、どうなるか僕も楽しみです

本日も最後まで読んで頂き有難う御座いました。