川上未映子 黄色い家 | marenyankoのブログ

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惣菜屋で働く花が ふと見つけたニュース

黄美子という60歳の女性が 同居女性を 監禁 暴行の容疑で逮捕されたという


20年前 花は 黄美子といっしょに暮らしていた

それも 訳ありな暮らし方を


そこから

花と 黄美子の出会い

やばい仕事のことが 綴られていく


ネグレクト 学校中退 落ちていく先は

闇社会 花もまた懸命に生きながら落ちていく


「あんま、さきのこととか   たとえば金のことでもそうだけど、そういうの、考えられないっていうか

あれ わざとじゃねえんだよ でも単なる性格っていうんでもない、黄美子はそういうやつなんだよ。

いただろ むかし学校とかにも。水商売とか闇とか

そういう場所には 黄美子みたいなやつが たくさん流れてくんだよ。悪い人間にしたら そのまんま

金のなる木だからな」と語る 黄美子の友人 映水

も 在日として底辺で生活し 闇と関わりながら生きている


花は 偽造カードの出し子として

働かされ 闇社会に沈みかける


作品には 金運の象徴 黄色がシンボルとして描かれる 黄色に執着するごとに 人生が狂っていく


悪いことをしているとわかっていて

そのことに追い詰められていく描写は うなされるような夢を見ているように苦しくなる


川上未映子の作品は

いくつか読んでるけど

徹底的な大阪弁で あっけらかんとした作品が多かった記憶があるが 全く違うテイストの作品を

味わうことができました


高齢者などを狙う 組織的詐欺集団の中に

花や蘭 桃子たちが たくさんいるようで

いろんな思いに引きずられる読後感でした