福島の避難所で14人死亡 症状重い入院患者ら
福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故をめぐる
避難指示を受け、大熊町の「双葉病院」や特別養護老人
ホームから圏外に避難した患者ら高齢者14人が、同県
いわき市内の避難所で死亡していたことが17日、分かっ
た。福島県などが明らかにした。
県によると、患者らは症状が重く自力で歩けない状態で
取り残され、自衛隊が救助した。自衛隊側は「病院関係
者は1人も残っていなかった」と県に説明。
受け入れた県立いわき光洋高校も「患者らが到着した時、
病院や特養老人ホームの関係者はいなかった」と話しており、
県が詳しい経緯を確認している。
県などによると、第1原発の半径20キロ圏内の双葉病院など
から寝たきりの患者らの避難を支援してほしいと要請があり、
自衛隊が出動。14日ごろから計128人を救助した。
保健福祉事務所で放射性物質付着の有無を調べるスクリー
ニングを受け、異常がなかったためバスで同校に送った。
このうち男性6人と女性8人が16日までに死亡した。同校に
よると、うち2人は搬送中に死亡したとみられる。
残る114人は17日までに福島県立医科大などの医療機関
に運ばれた。同校によると14日夜、県から患者受け入れを
頼まれたが、医療スタッフがいないため固辞。その後、再び
要請があり、医療スタッフの派遣を条件に受け入れた。15日
に県派遣の医師や看護師ら計4人が避難所に到着したという。
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記事を見ていると切なくなる。本当に辛い。しかし、これも天命
だと思って、安らかに眠ってもらいたい。今はそれしか願えない。
福島原発は一進一退の状況が続いている。東電の社員や協力
会社、自衛隊員や警察官も必死になってがんばっている。政治
家も総理が先頭に立って指揮を執り続けているし、中国は燃料
の支援を決定した。スイスなどの遠い国々も捜索隊を派遣して
懸命に任務を遂行している。大勢の人々が立ち向かおうと必死
だ。
新聞の記事で知ったが、ある女の子は母親を探して欲しいと
泣きながら必死に自衛隊員に訴えかけたそうだ。自衛隊員は
落ち着くように諭す事しか出来なかった。悲しい事に母親はまだ
見つかっていない。
辛いニュースが続く。
17日午後8時現在で、東北など12都道県警が検視などによって
確認した死者数は5692人にもなった。この他に届出のあった
9506人は未だに消息が掴めていない。また、重軽傷者だけで
17都道県の合計が2409人にもなっている。今後増えることは
間違いない。
今は遺体の引き取りも満足に行えない。重苦しい時間だけが
流れている。ある女性は火葬に付された家族の、名前が書か
れた紙を持って取材に応じていた。淡々と語る姿は諦めにも
似た感じで、沈痛な気持ちにさせられる。
建物の被害も深刻で、全壊・半壊が10県で1万7844戸に
上っているそうだ。しかし、宮城や岩手、青森での集計が進
んでおらず、全容が明らかになるまで相当な日数を要する。
8県で計約38万6980人が避難生活を送っているが、これは
警察が把握している数に過ぎない。実際は取り残されて救助
を待っている人もいるだろうし、発見が間に合わなかったケース
もあろうかと思う。
辛い、悲しいだけでは難局を乗り切る事は出来ないから、
どうか被災地の皆さんは励ましあって支え合って乗り切って
欲しい。
私も微力ながら支援をして行きたい。