それぞれの想いを胸に一夜が過ぎ、早朝から転院準備が始まりました。
 午前10時までに大学病院に行かなければならなかったので余裕をもって8時半に公立病院を出ることに。出発前、看護師さんから「大学病院は白血病の治療成績が優れているので安心して治療を受けられて下さいね。急な出来事で気持ちの整理がつかないかもしれませんが頑張って下さいね」と言われました。

 大学病院までの移動は家族の送迎で。
私は今まで入院したことがなく、大学病院に行くことも初めてでした。「大学病院ってどんな所だろう?教授回診とか凄いんだろうな?」などテレビドラマで光景する大学病院のイメージを膨らませながら1時間くらいで大学病院に到着。
 イメージ通り大学病院というだけあって大きな建物が並んでいました。

 建物に入り紹介状を持って入院受付へ。受付スタッフから、「shigeさんの病棟は14階になります」と言われエレベーターに乗り14階に到着。
インターホンを鳴らして、入院手続きを終えて病棟に来たことを告げると、スタッフが来て「shigeさんですね。この病棟は無菌病棟になっていて外部から菌を持ち込まないよう消毒をしてから出入りをするようになっています」と説明がありました。
 ドアの開閉は自動ではなく手術室の出入りのように足で操作するようになっていて、片方のドアが閉じないと、もう片方のドアが開かない仕組みになっています。

 中に入り、病室まで案内してもらうと、そこは4人部屋で部屋の設備はテレビ、DVDプレーヤー、冷蔵庫、ベッド、椅子、収納棚、鍵のかかる貴重品ボックスと一般的な病室と同じです。

 トイレと洗面所は病室を出てすぐの所にあり、食事はデイルームで、入浴はシャワー浴が毎日出来ます。
 洗濯は有料の洗濯機と乾燥機があり、自分ですることが出来ます。

 こうやって無事に入院手続きが終わり、いよいよ闘病生活が始まるのでした。