グッド・ジョブ媚薬8 黙示録40 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

「私もはっきりした人数は分かりませんが加山有蔵なる人物以外に
5~6人でしょうか」
「そんなに!」
仁木が答えると突然ガラス窓が割れ
缶ビール大の物が床を転がった。
「三雲、爆弾だ!」
仁木は緒方を連れて部屋を飛び出した。

缶ビール大の爆弾は大きな音と閃光を放ちすべての窓ガラス
とドアを吹き飛ばした。
「大丈夫ですか?」
仁木は床に伏せている緒方をかばって上に覆いかぶさり
そこに両手を広げて三雲が立っていた。
「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
緒方が礼を言うと三雲の頭から血が流れ出していた。

「大丈夫か!三雲」
「頭にドアが当たった・・・」
「頭から血が出ているぞ!」
「えっ!」
仁木が外へ飛び出すと三雲は止血のタオルを持って外へ出た。
すると目の前を黒いワゴンがタイヤを鳴らして走り去って行った。

~~~~~
「亮さん、車が一台ゴルフ場から出ました」
「分かりました、追尾してください」
「了解です、済みません。発見できなくて」
「良いですよ。奴らは後ろめたい事が有るから
 車を空から見えないように隠していたんですから」
「後方120m仁木さんと三雲さんの車が追跡しています」
「おお」
亮が体を乗り出してその様子を見た。

「こちら三雲、謎の車追跡中。クラブハウスに爆弾を
 投げ込まれ支配人出が破壊されました。客にも
 職員にも怪我が無し俺の頭から血が出ている」
「大丈夫ですか?」
亮は炭素繊維ウエアの防御力を身を持って感じていたが
頭部だけは別な方法で防御しなければならなかった。

「はい、飛んで来たドアとガラスの破片が
刺さったくらいですから」
「今、亮さんにいただいた止血剤を傷口に塗って、薬も飲みました」
「そうですか?終わったら念のために頭部のレントゲンを
 撮った方が良いですよ。僕はニューヨークの飛行場で頭を打って
 記憶障害になりました」

※亮の開発した止血剤は昔ベトナム戦争で傷の止血に使われたと言う
田七人参(三七人参)をベースに作っており
三雲の頭の出血はあっという間に止まった。

「はい、そうします。それとその記憶障害の話、後で聞させてください」
「了解です」

~~~~~
亮が電話を切ると雪はモニターを指さした。
「美咲さん、対象車両はゴルフ場の支配人室を破壊して
芦ノ湖に向かっていて仁木さんと三雲さんが
120m後方から追尾しています」
「了解、いま緊急配備しましたわ、芦ノ湖方面だと神奈川県ね」
「そうですね。もう一度逃走車両の確認です。N社、2008型の
黒のライトバン、品川303-2○7○です」
「了解です」

~~~~~
小妹は道路から5、6m程降りていくと
杉木に体をくの字に体を折り曲げ引っかかっている
人間を見つけた。
「大変!蓮華!」
小妹はそれが蓮華だと気が付くのに時間はかからなかった。
小妹は気を失っている蓮華を木から離し
真っ直ぐに横たわせると小妹は首筋に指を当て
生死を確認した。
「生きている!」

「亮、蓮華を発見したわ。意識が無いの助けて!」
「了解、今マギーと美喜さんがそっちへ向かっている。
冷静に救命処置をするんだ」