デビルハンター亮 92 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

「團さん」

亮が冬美の肩を軽く叩くと

冬美は抱きついて大声を出して泣き出し

亮は冬美の複雑な心のうちを知って

気の毒に思っていた。

「冬美行きましょう」

かおるは冬美をなだめ連れて行った。

「美咲さん、あの2人はどうなるんでしょう?」

亮は2人の行く末を心配した。

「この家はもう住めないでしょうね。

 でも蓄えはあるはずだから食うに困らないと思う」

「ええ、いじめに会わないと良いんですけど」

「そうね、今まではヤクザの娘だから誰も手を

 出さなかったでしょうけど

 父親が死んだから今までの同級生の鬱憤が・・・」

「そうですよね・・・心配です」

亮はたとえ鬼になったとしても自分が冬美の

父親を殺した責任を感じていた。

「亮、用事は終わった?」

美喜が腰に手を当てて聞いた。

「あっ、さっきはありがとう。まさか美喜さんが

 忍者だったとは思いも寄りませんでした」

「ええっ!美喜さんのお父さんってアメリカ人だったんじゃないの?」

マギーが不思議そうな顔をして聞いた。

「ええ、父はアメリカ軍の第75レンジャー連軍で

 甲賀に修行に来ていたのそして母と知り合って私ができたわけ。

 私は忍者の家系が嫌で家を出てモデルの世界に入ったの」

「それから、仁美さんのところに?」

亮が聞くと美喜が黙ってうなずいた。

第75レンジャー連軍は米特殊作戦陸軍の傘下で

隊員は2500名ここで訓練を受けたものが

グリーンベレー、デルタフォースに入隊する。

パラシュートで空から舞い降り地を這い川を渡って

任務を遂行する作戦行動は正に忍者に酷似するものである。

「凄い!美喜が忍者なんて」

小妹は嬉しくて美喜に抱きついた。

「小妹なの?」

美喜は顔かたちの変わった小妹をしみじみと見た。

「ゴメンね、もう少しで元に戻れるわ。もちろん亮もよ」

小妹は美喜を安心させるためにニッコリと笑って答えた。

「美喜さん、ひょっとしたら?他にもメンバーいらっしゃいますよね」

「そうです、私は甲賀を離れてずいぶん経つので分かりませんが、仁木さん、三雲さん、醐来さん、六角さん他に石川さんと四方堂さんがいるはずです」

美喜は亮に質問に答えると首を横に振った。

「後2人は4人の誰かに聞かなくてはいけませんね。美咲さん」

「ええ、明日話しを聞きましょう」

美咲が答えると突然声を上げた。

「あっ!絵里子さん」

亮は絵里子の事を思い出し慌てて周りを見渡した。

「何処へ行った?」

亮は携帯電話で絵里子を呼び出した。

「ママ、何処ですか?」

「お店よ。最初は遠巻きに見ていたんだけど

 警察に追い出されて戻ってきちゃった」

「ああ、良かった」

亮は絵里子が鬼に何かをされたか心配だった。

「そうだ、これから亮の出勤の時は私の迎えと送りお願いね。

 大事なお客さんもあなたに頼むわ、

 五島商事もこれから使ってくれるそうよ」

「あ、ありがとうございます」

亮は出来るなら自分だけで無くグリーン交通全部を使って欲しかった。

しかし、その為には運転手教育が必要だと感じた。

「森さん、美喜さん、小妹、マギー。これから僕は仕事があるので」

「何だってこれから仕事!疲れていないのか?」

亮が仕事をすると言うとクタクタの森は信じられなかった。

「7時に仕事が終わるので関市に行きましょう」

「わかった。居眠り運転して事故るなよ」


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