グッド・ジョブ媚薬 1部 13 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

亮は内村が智子に対して本気で思いを寄せていたと思っていた。
「ええ、離婚するから結婚してくれと言われたことがあったわ。

 でも信じていなかったし私は内村を好きじゃなかった」
「大事な青春の時をもったいないですね、素敵な彼が見つかったかもしれないのに」
亮は智子の戻らない4年間を気の毒に思った。

「そうね、素敵な恋をしたい」
「あの、今度僕にも見せてください・・・・ミニ」

重々しい雰囲気になったので亮は話しを切り替えた。
「あはは。良いわよ、亮の為に会社でも毎日超ミニはいてあげる。

 前にかがむとパンティが見えるプリーツのミニ。刺激があって楽しいわよ」
「楽しみにしています。それで会って欲しい人がいるのですが」
「だれ?」



「僕の付き合っている女性です」
「えっ、私を会わせるの?」

「はい、もうすぐここへ来ます」
「どうしよう。とりあえず服を着るわ。うふふ」

その時チャイムが鳴って、亮がドアを開けると仁美が入ってきて智子に頭を下げた。
「はじめまして、杉山仁美です」
「はじめまして、会社の同僚の大原智子です」

2人が挨拶を終えると亮は智子に2人の関係を説明した。
「仁美さんは僕の初体験の人です」

亮が恥ずかしそうに智子に言った。

「昨日お泊り?亮どうでした。凄かったでしょう」
「はい」
仁美が聞くと智子は目いっぱい虚勢をはって笑った。
「智子さん、もし亮と別れろと言われたら別れられる?」
仁美がいきなり智子に話し始めた
「えっ,嫌です」
「そうよね。私も嫌よ。プロの私でも亮のS○Xにメロメロですもの。

 テクニックだけじゃなくて心も優しいし」
「はい、私もメロメロです」
「素直ね。仲間ね。仲良くしましょう」
仁美は笑って智子に握手を求めた。
「私、仁美さんにもっときつい事言われると思っていました」
「今は誰も亮を独占できないと思うの、発展途上の男だから、

 でもあなたがその覚悟ができるなら、私は邪魔しないわ」

仁美と智子は亮の顔を見た。

「私この部屋への引越しなの、家具がついているから、洋服くらいだけどね。うふふ」
仁美は嬉しそうに笑った
「いいなあ、毎日一緒にいられるの。私も住みたい」

智子は同棲生活に憧れていた。



「仁美さんは客商売で疲れているから、一緒に居てあげたいのです」

亮は1ヶ月足らずで仁美と同棲する言い訳を言った。
「私は?」
智子は自分の顔を指差すと
「だめです。一緒に住んでいる家族がいるんだから」

亮は冷たく断った。
「智子さん大丈夫よ、2人だけの時間を作ればいいじゃない時々

 ソープのテクニック教えてあげる亮、喜ぶわよ」
仁美が優しい言葉が智子には嬉しかった。

「はい」
「女の結婚は愛情と経済力でするもの、でも私はこんな仕事しているから

 結婚できないでしょう」
「仁美さん、そんな事ないわ」
智子が言うと仁美は微笑んで顔を振ると
「でも亮の愛情感じる凄く大きな愛独り占めできないような愛、

 私結婚しなくても亮の子産むわ」

亮は仁美にいきなり子供を産むと言われて返事に困った。
「うん、素敵」
智子と仁美は手を握り合うと亮は頭をかきながら呟いた
「何が素敵なんだろう」
3人はお台場で買い物をし引っ越しの夕食をして

部屋に戻ると
「智子さんちょっと」
仁美と智子は仁美の部屋に入った。15分経つと2人が出てきた。
「どうしたんですか?」
亮が2人の様子が気になって仁美に聞いた。
「勉強していたの」
智子が思わせぶりに笑って答えると亮はもう一度聞いた。


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