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「ロビン大変!亮が警察に連れて行かれた」
美喜は興奮してロビンに電話をかけた。
「なんだって、どうした?」
電話を美喜から代わったジャネットは自分が暴漢に襲われてそれを亮が助けてくれたのにもかかわらず住居侵入で事情聴取に
警察に連れて行かれた事を話した。
「わかった、すぐに父の弁護士事務所に頼む」
ロビンはそう言ってコンピュータのスイッチを入れ亮の居場所を確認した。
「まいったなあ、携帯電話が切れている」
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「おい、携帯電話の電源を切れ」
後部座席の亮の脇に座った警官が携帯電話を切るように命令した。
「はい、わかりました」
亮が携帯電話の電源を切ると警官は亮の上着のポケットを叩いた。
「もう一台もだ」
「はいはい」
亮は返事をしてホワイトハウスからもらった衛星携帯電話の電源も切った。
「パスポートを見せろ」
高圧的な態度で警官は手を出すと亮は胸ポケットから赤いパスポートを取り出して渡した。
「アキラ・ダン間違いないな」
警官はそう言ってパスポートの写真と亮の顔を見比べた。
「はい」
亮が返事をした瞬間パトカーはスピードを上げてホテルからすぐのフランクリンパークの駐車場にパトカーを止めると脇にいた警官がいきなりピストルを腰から抜いて亮の腹に向けて発砲した。
2人の警官を怪しく思っていた亮はアタッシュケースを
警官の目の前に置いて弾丸を弾くと両足で警官を蹴って
その勢いでアタッシュケースの底で警官の目を狙って
顔を殴り警官が怯んだ隙にパトカーのドアを開け走り出した。
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「おい、マシュー。ピーピーなっているぞ」
「わかっている」
マシューはポケットから黒い箱を取り出した。
「大変だ、亮から緊急無線だ。行くぞイーサン」
「おい、運転できるのか?」
「これくらい平気だ!」
2人は立ち上がるとお金をテーブルの上に置いた。
「ねね。どこへ行くの?」
リサが声を上げて聞いた。
「ニンジャを助けに行ってくる!」
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車に運転席に乗ったマシューはエンジンをかけるとイーサンは
助手席の前にあるモニターのスイッチを入れた。
「イーサンどこだ?」
「今ヒルトンホテルから東へ向かった」
イーサンはモニターで亮の持っているペンから発する電波の
場所を確認した。
「ここからだと・・・」
「10分だ!」
イーサンが言うとマシューはアクセルを目いっぱい踏んで
ホイールスピンの音を出して道路へ飛び出して行った。
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「ああ、置いて行かれちゃった・・・」
ベティが店の出口の方を見ていうとリサがため息を漏らして言った。
「ああ、素敵」
「リサ、どっちが気に入ったの?」
ベティがリサの顔を覗き込むとリサはトロンとした目で首を横に振った。
「ううん、あのニンジャさん。うふふ」
「そうか、じゃあ明日エマに名前を聞かなくちゃ」
「ううん、もう知っているわ。ドライアイスプロジェクトの委員なったアキラ・ダンよ」
「リサ、知っていたにどうしてツイッターにニンジャなんて書いたの?」
「だって、彼と一緒にいたの自慢したかったんだもの」
リサの軽率な行動が亮の命を狙われる事になるとはリサ自身も亮も知る事は無かった。
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亮は信じられない事実を思い出し呟いた。
「まったく、警察が僕の命を狙うなんて」
亮は木の陰に隠れてアタッシュケースを開け隠しブタを開けるとピストルSIGSAUER P229を取り出した。
「まさかこれを使うとは・・・」