「それと、消防車を呼んでくれ、それと桃華の乗る救急車も」
「了解」
蓮華が外へ出るとエンジンをかける音がして
亮はガラス水の器の中に入っているボールを取り出すと
「これゼラチンだ、あのタイマーは水の中でゼラチンが
溶ける時間だったんだ」
亮はそういってそれを手に持って走り出し
目の前に止まっていたロータスの給油口にボールを突っ込み
キャップをして給油口にC4を貼り付けて
車を走らせ人気のない埠頭の先に車を止め亮は走り出すと
30秒後車は火柱をあげ爆発をした。
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「何だって失敗したって」
一文字が受けた電話に向って怒鳴った
「お前はそのまま、随時そちらの情報を伝えろ」
一文字は慌ててトランクを持ち出し
荷物を詰め込み始めた
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そこに、一恵から電話があった
「亮、一文字が動き出しました」
「誰かと話を?」
「ええ、電話がかかって来て怒鳴っていました」
「はい、それでFBIの2人は?」
「まだ寝ているようです」
「一文字はどこかへ出かけそうですか?」
「ええ、仕度をしているようです」
亮はその事で作戦の失敗を報告する別な人物を思い浮かべた
「しまった」
そこへ美咲と森が到着した
「美咲さん、ウイルスは焼却しました」
亮が燃えているロータスヨーロッパ225を指差した
「まあ、せっかくの車が・・・」
「父に怒られます」
亮はがっかりした
「美咲さん、今一文字が起きて仕度をしているようです」
「逃げるつもりかしら」
「ええ、たぶん。誰からか連絡があったそうです」
「分かったわ、すぐに手配します」
美咲が手配を終えると
「それと、ジェニファーは無実かもしれません」
「えっ?」
亮は一文字が電話を受けた時ジェニファーと
ブラウンが寝ていた事を言った
「そうか・・・じゃあ誰が?」
「他のFBI捜査官で日本人女性と結婚した人を探しましょう」
「でも、うちには情報が無いわ」
「ブラウン捜査官をたたき起こしてください、
僕はエリックたちを追いかけます」
「もう追いつかないわよ」
美咲があきらめたように言うと
「いや、まだまだ」
亮はあきらめなかった
森は亮の肩を叩いて
「ああ、もったいねえ」
消防が消しているロータスを見て言った
「ええ、結構ハンドリングが良かったのに」
「お陰でウイルスは燃えちまったんだろう」
「はい。森さんエリックたちを捕まえましょう」
「おお」
亮は林玲に電話をかけた
「林玲、今何処だ?」
「ディズニーランドを過ぎたところ」
「エリックたちは倉庫にウイルスを仕掛けた」
「本当?それで」
「それは阻止した、お陰でロータスが燃えたけど・・・」
「えっ?」
「奴らはこっちへ戻ってくる、まかれないように」
「了解」
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