官能小説 グッド・ジョブ 媚薬 花達の復讐 41 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

そこへ玲奈から電話があった

「今、美宝堂で仕事が終わりました。明日水曜日に

 千沙子さん達がメイキャッパーと

 帰国するそうです」

「林玲の方はどうなりました?」

「七時からセンター街をウロウロしています」

「わかりました、玲奈さんみやびの方へ来て下さい」

「はい」

亮は林玲に麻薬の密売人が近づくのを祈っていた

「お持たせしました」

亮は焼き鳥のオーダー済ませ部屋に入って掘りコタツ風の

テーブル座っている四人は英語のメニューを見ていた

「日本のメニューは親切ね、写真に英語の解説が付いている」

ブルックがとても喜んで話をしていた

「好きなものを注文してください」

亮が言うとみんなが次々にメニューを指差していた

「ダン、実は日本の企業の何社が私のところへ

 提携の話を何度も持ちかけていた」

ジャックマンはお酒を飲みながら話し始めた

「それでどうなったんですか?」

「断ったよ、興味が無かった」

「そうですか、でも今回どうしてわざわざ社長自ら」

「それは、娘の恩人に礼を言うために来た」

ジャックマンは亮を指差した

「そんなこと・・・・」

「お陰で娘と四年ぶりに話ができたしライブも見ることができたよ

 あのグラスボイスが治って驚いたよ。ありがとうダン」

ジャックマンはそう言ってブルックを抱き寄せた


「よかったですね」

「娘のCDが発売されたらジムの中で毎日流してやるさ」

「あはは、じゃあうちのジムでも流します」

「我々でできる事なら何でも言ってくれ」

「はい、トム、狭い面積ですけどよろしくお願いします」

「分かりました、場所を見てイメージを涌かせて見ます」

亮は日本人の体力の無さを上げもっと健康な国民になってもらいたい

、特に女性は痩せる事がダイエットじゃない事を伝えて行きたい話をして、

ジャックマンとすっかり打ち解けていった

「ダン、ブルックとジャネットがずっと君の話をしていて

 どんな男かと思っていたが気に入ったよ」

「ありがとうございます」

「そうだ、ダン。うちの商品を販売するか?」

「えっ?」

「日本の商社が販売したいと何社来ていたがまだ契約をしていない」

「いいんですか?」

「うん、君は私に会いに来る日本人と違って英語も堪能だし

コミュニケーションを図れそうだ。大事なのは信用できる人間かどうかだ」

「ありがとうございます。ぜひ」

「ところで、君は何の仕事をしているんだ?ブルックもジャネットも

 亮はサラリーマンで貧乏だといっていたんだが」

「あはっ」


亮は美宝堂、帝国物産の社長の息子であること帝国製薬の仕事を説明し

今の仕事の説明をした

「ええっ、亮の家ってお金持ちなの?」

ジャネットが体を乗り出してうれしそうに聞いた

「ええ、まあ。ははは」

「私、このまま日本に住もうかな?」

「満員です」

一恵が日本語で囁くと声を出して笑った

「そう言えば、おとといスチュアート上院議員を助けたって言う亮の身代わりの中国人

 殺されたわよ」

ジャネットが言うと亮と一恵が顔を見合わせた。

「大丈夫ですか?」

「後で美咲さんに聞いておきます、日本にまで僕を追ってこないでしょう。

 でも彼には気の毒な事をしました」


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