官能小説 グッド・ジョブ 媚薬 花達の復讐 34 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

亮は美喜を抱きかかえながら

窓辺に立ちベイブリッジ一緒に眺めた

「亮、体が大きくなった」

「そうだね、香港のトレーニングの効果があったみたいですね」

「どうして急にトレーニングを?」

「僕には家族がたくさんいるから、守る為にだって」

「あら、自分で決めたんじゃないの?」

「いいえ、おせっかいな男が勝手にやった」

「私も香港へ行きたい」

「夜景が綺麗で料理が美味い。みんなで行きましょう」

「ええ」


亮は美喜を抱いたままキスをすると

ベッドに運んでいった

「そう言えば仁美さんと結婚しないの?」

「して貰えないんですよ、綾香の認知はさせてもらったけど」

「どうしてかしら、私ならその場でOKするけど」

「僕の将来のためだそうです」

「うん、それ解るわ」

亮はシャツを脱ぐと盛り上がったやわらかい筋肉が

美喜の目の前に現れ

「きゃー」

「どうしました?」

「なんか恥ずかしい」

亮はすぐに明かりを消して

美喜のシャツのボタンをはずすと

まるで少女のように両手を前に組み

亮にされるがままに全裸になった

「ああ、亮。素敵」

美喜の長い足と白い肌は浪打ち、

喜びを禁じていた二年間のたまった物を一挙に吐き出し

美喜は自分に帰っていた

美しく喜ぶ女に

美喜は亮の子供を授かった仁美に嫉妬をするが、

今自分の目の前に居る亮に抱かれ。

今日会った誰よりも幸せを感じていた

「亮、やはりあなたと一緒に住むわ」

「えっ?」

「だってゴールドの件で一緒に動くんでしょ、

 近くに居たほうが便利だわ」

「そうか、なるほど。部屋あるのかな」

「部屋数知らないの?」

「明日こそ帰ろう」

「私もお引越し、うん」

美喜の妙な明るさに亮は体の力が抜けた



朝の八時に市ヶ谷の家に帰ると

一恵が朝ごはんを作っていた

「お帰りなさい」

「ただいま、なんか朝帰り変ですね」

「いいえ」

一恵が微笑むと

「林玲は?」

「トレーニングをしています。食事してください」

「はい」

亮がダイニングのテーブルに付くと

林玲がスエット姿で地下室から上がってきた

「おはよう、亮」

「おはよう」

「亮、何日練習をサボっている?」

「三日かな・・・ごめん」

「練習しないといざと言う時体が動かないよ」

「はい、ところで玲奈さんは?」

「部屋の掃除しています」

一恵が事務的に返事をすると亮は驚いて一恵の顔を見た


「ん?」

「今日からこっちへ引っ越すんだって」

「ええ?今から美喜さんも引っ越してくるのに、部屋が・・」

「大丈夫、ここは5LDKブラス書斎だから」

「はい、どうも」

亮は一年前の賑やかな生活を思い出した

「亮、私は今日から池田直子さんと大原智子さんの周りに居る

 連中を張るからね」

林玲が急にまじめな顔をして話した

「はい、一人で大丈夫?」

「もう応援を頼んである、それに玲奈さんと一恵さんに

 東京の地図は教わった」

「分かりました。お願いします」


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