官能小説 グッド・ジョブ 媚薬 血の聖餐 9 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

「ねえブルック、これからどうするの?」

「うん、しつこい。どうしていいか分からない」

「さっき捕まった男は?」

とリーは言いそうになったがさっき助けた事がばれてしまうので

口を止めて、改めてブルックに聞いた

「その男性、仕事は何をやっているんですか?」

リーは相手の弱いところ知りたいと思って質問をした

「まじめな貿易の仕事よ、中国へ香港の会社を

通じてスポーツ用品を輸出しているわ」

ジャネットはブルックの顔を覗き込んで

「お金持ちなのよね」




「ええ、でも凄く傲慢で嫌になって。3ヶ月前に別かれたのに、

 いつも手下が見張っていて、今日も見張りがいたので

 文句を言おうとしたら、連れて行かれそうになったの」

ジャネットはその場面を見ていたとも言えずにいると

「その時、男性がそこへ来て私を助けてくれたの」

「そう良かったね、ブルック」

「うん、その男性かっこ良かったわ、2発で倒しちゃった」

「凄い、その手下は強いんでしょ。」

「そうジャック・チョウのボディガードもしている人よ」

それを聞いてジャネットはリーに目で合図した

「お礼、言いたかったな彼に」

ブルックは色っぽい目でリーを見つめた

「ブルック、一度話し合ったほうがいいよ」

「でも、怖いわ」

「そうだね、怖いね」



そう言いながらリーの頭に香港の風景が見えて

決して香港の中国人が怖いイメージが少しもなかった

それより親しみを感じていた

そしてリーは

安全地旁边里有我(僕のそばにいれば大丈夫)

とブルックに言うと

「えっ、本当?中国語できるの?」

ブルックが答えた

「ええ、何か中国語が話せるような気がして、それよりブルックは?」

「私は中国人の愛人をしていたんだから多少分かるわ」

ジャネットは不機嫌そうな顔をして二人の会話を聞いていると

リーはそれに気づき

「ジャネット、明日セントラルパークへ行ったらその足で

ジャック・チョウのところへ案内してください」



「一人で行くの?」

「はい」

「危ないわよ」

「大丈夫です・・・・。そんな気がする」

ジャネットとブルックは顔を見合わせた

「そうだ、僕は向こうのソファーで寝ます」

「はい」

リーは毛布を持って行こうとすると

「そう言えばあなたネクタイは?」

ジャネットはリーの耳元で囁いた

「あっ、そうだ。何かを縛ったような気がする」

「うふふ、女性の体じゃない?」

「そうかもしれない」

リーはそう言ってソファーに横になると睡魔に襲われた

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