殺意 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

先日、殺害された大学教授は40ヶ所の刺し傷があった


40回人を刺すということは完全に殺意を持っている事になる


人間は人を傷つけると逃避しようとする


それは、罪悪感と言うよりも傷つけた相手が


追いかけてくる恐怖心が湧き上がってくるのだ


つまり、弱いもの(たとえば女性)ほど相手の息の根が止まるまで


その行為に及ぶ、完全に死ねば追ってこないからだ



さて、殺意はどれくらい続くのだろうか?


強盗は逃亡のための殺意であり


喧嘩の上での殺意は発作的なもであり


大変短い時間である


人間の記憶は薄れるものである


一晩寝るだけですべての感情が薄れる


愛情も殺意も敵意もだ


たとえば、愛情は愛する対象物と会う度にその記憶が戻る


殺意においては、殺人を犯すほどの敵意、殺意はその対象物と


毎日遭遇する事によって継続的に殺意が続いている事になる



40ヶ所を包丁では到底手が痛くて出来ないので


凶器はナイフであるがヒルトと言う指を守る部分が付いている


それでも人を刺すと


必ず利き腕の人差し指を怪我する


犯人は指を怪我しているのだ


そして、返り血を浴びている



世の中に異常者が増えている中


こんな論理も通じない世の中だが


一刻も早く犯人が捕まることを祈る

そして、高窪教授のご冥福を祈ります


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