翌日、成田空港に送ってきた亮に
いつまでもケイトは付いて離れなかった。
「本当に好きになったみたい彼女」
モニカは言った。
「これからまたNYで仕事よ、あなたも来て」
ケイトが腕に抱きついたまま言うと亮は
「うん」優しく言った
「シンディはまた来るけど、私達・・・・」
「大丈夫、また会えるよ」
「私はあなたのためなら、
日帰りでも来るわよ」
「ありがとうケイト」
二人は長い抱擁をした。
「じゃあ時間だ」
「ええ」三人は出国口へ手を振りながら消えていった
「ばいばい、またね」
亮がつぶやくと後に仁美が立っていた
「お疲れ様亮」
「あれ、どうしたの?」
亮は驚いた
「忙しかったわね」
「うん」亮は仁美に販売用の香水AYAを渡した。
「ありがとう亮」
「この香水には秘密があるんだ」
「なに?」
「AYAとRYO二つの香りを混ぜると、
もう一つの香りが出るんだ。その香りはLOVE」
亮はもう一つの瓶の香をかがせた
「凄い甘い香り。素敵ありがとう。一生の宝物よ」
「そして、この香りは男を虜にする」
「うふふ。LOVEは発売しないの?」
「そんなもの作ったら世界中がおかしくなる」
「そうね」
「媚薬は?」
「それは僕たち家族のもの、
その代わり友子さんの愛液から作った物
はサプリメントとして発売するよ」
「それは売れそうね」
「うん、さあ帰ろう。眠い」
「だめよ、今からハワイに行くんだから」
「ええ?」
「みんな来ているわよ」
後ろを振り返ると、直子、智子、葉子が
大きなカバンを持って立っていた
「僕なんの準備もしていない」
「全部私達が用意したわ、はいパスポート」
「うん」
「亮、休暇届出しておいたから」智子が言った
「あはは、ありがとう」
「そうそうロイから伝言よ。
日本の投資物件が見つかったって」
「なに?」
「それは團亮だって。
何千億でも出すそうよ」
「そんな事どうでもいいよ。もう寝たい」
「だめよ、私達と何日やって
いないと思っているの?」
「ロイとやったんじゃ」
「彼は紳士よあなたの承諾が無けりゃ」
「わかったよ。かかってきなさい」
「うん」仁美が抱きついた
グッド・ジョブ 完
あとがき
興味本位で書いた官能小説をこんなに長く書いてしまいました。毎回Goodを押してくれたみなさんありがとうございました。また行き詰まって新宿で亮を殺そうと思ったのですが。メールをくれた夏さんありがとうございました。
リアルタイムで書いていた部分、時系列の間違い等々
読み難いところがありましたので、ゆっくりリライトしようと思っています。