獣医鷹子 35 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

木曜日の午後にはシェスコ電機の


GPSの販売が順調に伸びて行った

亜子は久保田に電話をし


「先生、凄い人気ですね。GPS

ありがとう、これでコンデンサーの

値段が高くから儲かるぞ



水曜日に、亜子が久保田事務所へ行くと

62500万円の現金が用意されていた。

そこには久保田がいなかった。

「すみません、久保田が仕事で」

秘書の村田が言った

「ええ、お陰様でところでどうやって

お持ちになりますか。重いですよ」

「店の娘何人か連れてきましたわ」

4人の女性が袋を持って

地下の駐車場へ行った。

駐車場にはユウが待っていた。

お金を車に乗せると、

5人の男が車に近づいた。

「亜子さん車に入って」

亜子が車に乗るとユウ達は車を守った。



「なんだよ。てめえら」ユウがいった

「どけ」

「怪我するぞ、俺達は

その女性に用があるんだ

「こっちの用はないよ」

「どけ!」

「ふざけんじゃないよ」

「てめえら何者だ」

「関東レディース極楽蝶」ユウが言った

「えっ、ひょっとしたらユウさんですか」

男達の一人が言った。

「誰だお前」

俺ユウさんのファンです」

「おい」

「俺、やりません。

ユウさんに逆らったら

どこかで殺されます」膝を着いた



「なに言ってんだ」

「俺もだめです。警察官から床屋、

コンビニの店員まで。

もし風俗へ行って極楽蝶の女だったら、

切られちゃいますよ、

2千人以上の女がいるんですから」

「だめだ、逃げるぞ」


2人を残して、

3人はそばにあった車でにげた

「桜桃、追って」

「はい」桜桃バイクに乗って


逃げた男を追いかけた。

「よく観念したね。

誰に雇われたの、逃げた3人は?」

「すみません。組の命令で俺達は別です」

「あんたどこの組、岡田組です」

「名前は」

「俺が水野でやつが笠井です」



「沙良、電話しておいて、朱美に」

「もう大丈夫よ。怒られないから」

「はい、朱美ってまさか姉さん

そうよ」

「沙良、私達も行くわよ」

「麗菜、アロハ、水野、笠井


彼女をガードして」

「はい」


2人はバイクにまたがりすごい

勢いで走り出した。

「桜桃今どこ」

「お台場方面に向っています」

「みんな、わたし。

お台場近くにいる人手伝って」

「了解」

お台場の船の博物館裏の空き地に


車を追いこんだ。その時数十台の

バイクが取り囲んでいた

人はピストルを持っていた。

そこへ、沙良とユウが着いた

「みんなありがとう、危ないから離れて」

しかし十数人の女性達は周りから動かなかった。


その中には、ハンバーガーの店員、

美容師、トラックの運転手、

制服を着たOLもいた。

「なんだ、こいつら」

「沙良、ピストルの方頼むわ」

「はい」

つづく