2013 四万十ウルトラ完走記 ③
二つ目の上りをクリアした。
下りは、少しペースが落ちた感じだ。
下りきったところに今年も森田さんの奥さんがいて
声をかけて頂いた。こんな事で元気が出る。
目指すは「カヌー館」だ。
その前に60km地点のラップだ。
何とここも59分46秒で60分を切ることが出来た。
カヌー館には栄養ドリンクのゼナとドリンクパウダーを
預けていた。やはり、大勢人がいると嬉しくなる。
そして、元気が出るものだ。
少しは、休憩を取りたいところだが休む暇はない。
1,2分で飲食して、ドリンクを入れ替えリスタートした。
この先には、二つ目の沈下橋だったなと思い出しながら
走った。
沈下橋を渡って、ゆるく短い上りがある。
その先に、70km地点だ。
ついに60分を過ぎてしまった。
やはり、カヌー館で入れ替えをしていた時間がオーバーした。
しかし、気を落としていてはペースダウンにつながるので
とにかく、60分で刻んでいこうと頑張った。
しかし、そんなに甘くない。走り込んでいないことが後半になり
出てきたのだ。なかなか足が前に出ない。
『自分に負けるな。甘えるな』と言い聞かせながら必死だった。
ここを過ぎれば、この次はこんな所だ。と思い出しながら
距離を縮めていった。
やはり、70km以降は60分を切ることは出来なかった。
それでも、他のランナーに抜かれることもなかった。
90km過ぎたエイドまで来たら『間違いなく昨年のタイムを
切ることが出来る』と確信した。
昨年は最後の10kmは58分で走っている。
そこまでは無理かもしれないが60分切りを目指した。
1kmごとの距離表示が出てくるたびにマイコースを
思い出しながら走った。気分が少しは違う気がするからだ。
昨日の『土佐の宴』で知り合った方が応援している場所まで来た。
ところが、彼はまだ歌を歌ってはいなく下を向いていた。
近くまで行って『応援の歌は?』と声をかけた。
すると、私に着いてきて歌い出した。
最後の団地への登り口まで着いてきて歌ってくれた。
そして、最後の上り。
歩きたいが最後だと言い聞かせながら歩くことなく走った。
ピークまで来れば後は下るだけだ。
一人抜かれたが60kmの部の選手だった。
団地を下りコーナーを曲がって、中村高校の敷地に入る。
沿道からは『お帰りなさーい』の声があちこちからかかる。
嬉しい言葉だ。良い響きだ。
校舎を回ってグランドに入る。
RKCラジオの関係者もいてハイタッチ。
彼らも一応に驚いていた。
そして、両手を挙げて
ゴーーーール !!!!
何とも言えない気持ちよさだった。
完走メダルを中学生にかけて貰い、チップをのけた。
すると、RKCラジオの関係者が来て祝ってくれた。
『早い』事に驚いたようだ。
自分でも驚いているのだ。
その後は、知らない方が近付いてきて
『中野先生ですか』と聞くので『そうです。中野です』
と答えると『私はチーム鳳で佐藤さんと皇居を走っています』
と話してくれた。
座って少しだけ話しをさせて頂いた。
人との繋がりは、こうして出来ていくのだろう。
それを大事にする事だとも思う。
その後、身体を流して家路についた。
この日は、いつも晩ご飯は「焼き肉」と決めている。
自分へのご褒美とタンパク質を採りたいのだ。
高知へ帰って近所の焼き肉屋に行ったが、何処も一杯だった。
疲れているので移動するのが嫌になって、焼き肉をあきらめた。
仕方なくホカ弁のステーキ弁当にした。
寂しい晩飯になったものだ。
しかし、今日はよく頑張った。
これも女房のおかげだ。
君に一番に感謝します。
いつもありがとう!!!
タイム 9時間30分59秒
つづく