職場の自販機でコーヒー買ったらこんなん出た。

そうだ長野行こう!
【2017年7月22日】
そして今日から俺だけの三連休。

…仕事だと?
そんなものはお湯に流せ!
普通に長野県に向かわないのが私の私たる所以。
R471をくねくねと走り、八尾の奥に迷いこんだら目の前を天然カモシカが横切っていった。
そんな山奥の7月22日の湯あたり其の壱は…

アルカリ単純温泉
数人の客が来たら満員御礼の狭い内湯に狭い露天にほとばしるかけ流し!
露天のお湯がたまり始めたばかりで「下半身浴」状態。
そんな恥ずかしい姿の私に襲いかかる虻&雀蜂との激闘を余儀なくされたのもご愛敬だ!

素敵な国道は一つ間違えると遭難するぞ系酷道。
奥飛騨の道の駅で昼飯。

やっぱし信州は蕎麦だね!…って、ここはまだ岐阜県か(;´д`)
腹ごなしに7月22日の湯あたり其の弐は…

単純温泉
憧れの新穂高の湯は開放的混浴大露天風呂になみなみと満ちるかわいい硫黄臭のぬる湯。
心配していた極悪マナーの湯人も見当たらず。
水着着用の方も含め紳士淑女のみなさんのんびりと湯を楽しんでいなすった。
ぬる湯大好きな私的には…
このまま死ぬまでつかっていようかと思った。
まさかこの旅がきっかけで後に死にかけることなどこの時点で知る由もない。
旧安房峠を越え、若干数回道に迷った末…ついに今日のお宿到着。

グッドイーティング!

そして7月22日の湯あたり其の参は…


単純硫黄温泉(硫化水素型)
健康的な食事と激しい硫黄臭のかけ流しを堪能して…もう寝よう(笑)
【2017年7月23日】
起きてビックリ…てゆーか、正確に言うと起きれない!
酷道471と安房峠と9時間睡眠で腰が逝ってしまった(´Д`|||)
しかしせっかくの旅、寝ているわけにもいかんので無理矢理布団から這い出す。

乗れるかな、君に…?

旅の相棒の悟ダックとおそろいのTシャツで気合い入れたいところだが…
腰の痛みとTシャツの痛さ加減で気合いが入らない。


健康朝食と健康朝湯(7月23日の湯あたり其の壱)で腰を蘇生させる!
…が、そうは問屋がおろさない、おまけに雨降りだ( TДT)
ここは無理に単車にまたがるより、リハビリウォーキングと温泉で腰を治そう。
7月23日の湯あたり其の弐は…

単純硫黄温泉(硫化水素型)
この日は時間帯なのか雨のせいなのか、ずっと独泉。

無料なのをいいことに溶けるほど長湯したけど腰は簡単には復活しませんなぁ。
昼飯は三倍!

界王拳じゃなくて、三倍蕎麦。
これぞ三倍の証だ!


…五倍にしなくて本当に良かった。
雨足が徐々に強くなるにもかかわらず、私は腰を押さえながら引き続き乗鞍高原を散策。


善五郎の滝~!

善五郎!…ホントは足滑らせただけでしょ?
単車なら五分で着く距離を徒歩で、しかも雨の中、さらに道に迷いながら腰を押さえて1時間。
ようやくたどり着いた挙げ句の7月23日の湯あたり其の参は…

カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
ここは乗鞍高原の硫黄泉とは全く泉質が違う。
ただ、雨中徘徊で体力も腰も限界に達していた私にはどうでも良く、ひたすらお湯の声に耳を傾けた。

そして湯上がりには、こんな素敵な神の水が飲めるのは徒歩ならではである!
さ、帰ろう。

牛留池~!

…善五郎の滝?
てゆーか、また道に迷ってるのかー?
あっ、あんなこと言ったから呪われたか?
宿にたどり着いた。
疲れた。




…1日で1年分歩いて疲れ果てたので、旨い飯と熱い風呂注入して寝た。
【2017年7月24日】
11時間寝た。

カッパ無しでも行けそうだ、やっぱ日頃の行いだね~♪

…と思ったそばから雨の音(´Д`|||)


なごり飯となごり風呂(7月24日の湯あたり其の壱)

腰は…かなり痛い。
単車の取り回しにも苦労するほどだ。
それでも俺には、乗って走るしか手段が無いのだ。

おとなしく走ればいいのに旧安房峠を二度俺の腰の下に平伏させる。

腰の痛みに耐えかねて平湯民俗館の露天に入ろうかとしたら清掃中!
泣く泣くも少し走って7月24日の湯あたり其の弐は…

単純温泉
この日は二つの大露天風呂の内、一つだけ営業中だったが…


月曜日お仕事中の皆さん、すいません。
安房峠走破祝いに独泉です!



正確には素敵な女性と素敵なアヒルとは混浴しています。

昼飯に飛騨蕎麦を食べ、あとは天気が大崩れする前に、そして腰が崩壊する前に一路帰宅!
…のはずが、ついつい7月24日の湯あたり其の参は…

ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉


天然自噴源泉かけ流しの名泉堪能の上、地乳注入までしたが…腰はどんどん痛い。
おまけにいよいよ雨足が強くなる。
死ぬ気で帰ろう。
長野、岐阜、富山と雨を避けきったのに、金沢に入るや否や、気が狂ったような豪雨。
ものの数分で完全に水没状態で今さらカッパ着るかどうか迷ったのだが、
きっとスティーブ・マックイーンやクリント・イーストウッドならカッパなど着ない!
と思ったのでそのまま走りきった。

この後、しばらく腰痛は一進一退を繰り返したのだが、10月に入って激痛と化す。
診断は絵に描いたような椎間板ヘルニア。
薬石効無く12月には見事に入院手術となった私。
その発端となったこの二泊三日のツーリングを私は忘れることはないだろう。
じゃまた。