4月も半ば、ようやく雪の心配もなくなった。
さて、光の国ムーミン谷に眠る愛車 YAMAHA YD250(ヤットデタ2号)を呼び覚まそう。
汗ばむような陽気の中、IRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道を乗り継いで光の国にたどり着く。
まっすぐムーミン谷に向かうと思いきや…
4月15日の湯あたりは…



平均的な湯船が二つ、とにかく普通の銭湯(笑)
新しくて明るくてきれいな建物、そして浴室と湯船。
とても倶利伽羅の戦を終えた木曽義仲が巴御前と混浴した史跡とは思えない!
…もちろん、そのような史実も伝説も存在しない。
湯あがりほかほかでムーミン谷にたどり着いた私は…

魚食べて酒呑んで寝た。
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さて、翌朝。
キック10回弱で目覚めた優秀なご老体、ヤットデタ2号。

よし、久しぶりにかっ飛ばすぜ!
…法定速度で!!

なんか、小さい滝だ。

たぶん、可愛いダムだ。
…迷った~♪
迷いのダムを決死の覚悟で抜け出し、眼前に広がる立山連峰。

ようやく方角感覚が戻って一気に走り、死ぬかと思た新湊大橋を乗り切り、眼前にそびえる海王丸。

この時点でまだお昼前、久しぶりのヤットデタ2号が「このまままっすぐ帰りたくないわ…」 とつぶやく。
ならばちょいと寄り道を…

おや~何やら魅力的な文字のある建物が!
つーこって4月16日の湯あたり其の壱は…


赤湯とくれば、鉄まみれの鉱泉系に違いないと期待したが、実に渋めの普通の銭湯!
広めのジェット付きメイン湯船と赤くはない薬湯湯船の二湯流で、真昼間なのにお客はいっぱい。
人気の銭湯らしいが昔は赤=鉄系だったのか?
それとも経営者の名前が「赤」さん?
…歴史を感じる渋い銭湯に巡り合えた幸せが湯上りの汗となって吹き出しつつ、次へ向かう。
高岡から氷見を越え、海沿いを走る。
そろそろ腹減ったが良さげな店に巡り合えず、コンビニで弁当買って青空の元、地べたで食べる。
おろ、何か看板が?

垂姫伝説!
初めて聞いたぞ!


読んでみたところ…なんかハッピーエンドなのでそそられなかったぞ。
なるほど、私は他人の幸せが嫌いなのだなぁ(笑)
七尾市に入り、普通なら和倉温泉に向かうところだが、せっかくいつもと七尾湾逆回りなので…
4月16日の湯あたり其の弐は…


一泊の予定が急きょ二泊になるってのは、よほど宿が素敵だったか…
崖崩れで一本道が通行不能になり閉じこめられた宿で連続殺人事件が起きたか…のどちらかだろう。
それはさておき、世の中に「湯川温泉」は数々あれど、ここ七尾の湯川温泉は無名ながら…
そのパンチ力は温泉ソムリエをうならせるものだった。

おおっ、独泉!
独り占めだぜ、セニョリータ!!

自噴のナトリウム・カルシウム-塩化物泉は実に濃い。
循環濾過はしてるらしいが、度を越した湯の花をやむを得ず濾しているとのこと。
そして、基準値には届かぬものの、このあたりでは貴重な天然ラドン含有だ!

いつも以上に足にも魂が込もる。

ライオンも湯あたり寸前だ。
…そんな私のために、尊い言葉が書かれてあった。


湯あがりには宿の旦那さんとお話ができ、お湯への魂のこだわりを聞かせてもらえた。
う~ん、いつの日か立ち寄りではなく泊まって死ぬほど湯を味わいたいと思ったぞ!
てなわけで、ヤットデタ2号復活にかこつけてお湯三昧の春の土日。
…幸せだなぁ。
殺人事件が起きなくても二泊になりかねない幸せさ加減だなぁ。
じゃまた。
