先日深夜、ほどよく酒も入り、眠くて眠くてどうしようもない状態で布団に倒れこんだら、
勢い余って箪笥に頭を激突させてしまった。
それも、昔ながらの和箪笥の金属の取っ手の尖がり部分にだ。
頭頂部を痛打した私は数分間悶絶した。
この歳になって箪笥の取っ手に頭をぶつけるなど普通にはあり得ないことであり、
もちろん心の準備もない不意打ちだったので、涙まで出た。
あまりの激痛に大流血かと思いきや、ちょっとしたたんこぶだけで済んだのが不幸中の幸いである。
さて、この幸いの大きな理由は私が髪の毛ふさふさだったことだと思う。
絵にするとこんな感じである。

もし、もしも私がつるっぱげだったら…
きっと、良くて血まみれ
悪くすれば頭蓋骨陥没で命に関わったかも知れない。
絵にするとこんな感じだ。

私はけして、
『もしも富士の樹海が禿山になっても
こいつだけは禿げないだろう』
…といった、剛毛多密の髪の毛を持っているわけではない。
若かりしときに比べれば年相応に白髪も増えたし、
一本一本の髪の太さも細くなり、ハリもツヤもなくなっている。
それでも周囲の期待に反し、頭の一部分が極端に風通しがよくなったり、
額が奇妙に広くなったりしていないのは、ひとえにこの数十年間、
石鹸による洗髪
…を休みなく続けているからだと思っている。(根拠にも感想にも個人差があります。)
その上、年に三回~四回しか床屋さんに行かない私は、長さもまたふさふさなのだ。
現在も一昔前のアニメの主人公か時代錯誤のフォークシンガーばりにふさふさのぼさぼさで、職場でも「てりーさん、髪伸びましたねぇ」なんて言葉を投げかけられたりする。
そんな時、私はこう答えるのだ。
「いや~切っても切っても伸びてくるんだよねぇ…」
そう、私は人呼んでお菊人形だ。
…いや、お菊人間なのだ!
(注:人間の髪が伸びるのは普通です。)
じゃまた。