有能な女子が2月末をもってウチの職場を卒業した。
寿退社だ。
…寿と言っても、寿司職人を目指して退社するのではなく、めでたくご結婚されるということである。
その彼女への記念の品で、想い出のいっぱい詰まったオリジナルDVDをプレゼントする企画があった。
…どこで何がどう狂ったのか、
その神聖な記念DVDのレーベルに私が絵を描かないといけなくなった。
ちなみに彼女は優秀なグラフィックデザイナーでありプランナーであり、書の心得まである人なのだ。
そんな人に、ド素人から毛を抜いたような私が何を描けば良いのか!?
DVDは一枚きりで失敗は許されない。
おまけに、DVDだから鉛筆で下絵とか描くわけにもいかない。
困り果てた私は、とりあえずDVDのレーベル面を普通紙にコピーして練習してみることにした。
約5分間の苦闘の末、出来上がったのはこれだ。

…DVDのセンターの穴を生かして彼女の飼い猫を表現しようと試みたのだが…
…犬にしか見えん。
猫が犬では呪い殺されても仕方ない。
これではいかん。
画力で勝負できない私は、アイディアで戦うしかない。
DVDの中心の穴…突然ひらめいた。
これだ!
これしかない!
たとえそれが水木大先生の模写にすぎなくてもだ!

そして、実際のDVDを前にして、この下絵を見ながら約10分間の命がけの作業の末、
本番目玉DVDは出来上がり、旅立つ彼女の手に渡っていった。
実物は進呈されたのでここでお見せすることはできないが…
上の練習の時の目玉おやじより若干出来が悪かったことだけは確かだ。
いずれにしても彼女の幸せを心よりお祈りする。
じゃまた。