土曜日、私は朝から街をうろついていた。
ふと顔をあげると、魅惑的な店構えが目に入った。
私は吸い込まれるように、その店に入っていった。
大きなマスクをしたいかつい顔つきのオヤジが、私を手招きした。
誘われるまま店内の椅子に座ると、オヤジは突然、大きな白い布を使って私を椅子に固定した。
次の瞬間、オヤジの手には研ぎ澄まされた刃物が握られ、問答無用で私の頭部を切り刻んだ。
私は眼を閉じて耐えることしかできなかった。
20分間、私は鋭利な刃を突き付けられ続け、身動きすらできなかった。
かろうじて命を取り留めた私から、オヤジは金銭を奪っていった。
4カ月ぶりの床屋で、私の髪は切る前の半分の長さになった。
計算では、来年の2月末まで持つことになる。
これで長い冬も越えられるのだ。
私は曇り空の隙間から射す陽光を眺めながら帰路に着いた…。

本文と全然関係ないけれど、「とりあえず吾平」お薦めです。

…じゃまた。