【2014年5月31日】
五月も終わりを告げようとしている土曜日、突然、旅に出ることにした。
1泊分の荷物を揃え、数か月ぶりにヤットデタ2号(YAMAHA YD250)に火を入れ…火を入れ…
エンジンがかからない!
バッテリーが悲鳴を上げ、キック始動に切り替え、概ね40キック!
…ようやくヤットデタ2号が復活した。
ふと腕時計を見ると、秒針は9時の方向を指している。
わかった!
西へ向かえと言うことだな!
てな感じで、6:30AM、いつも通り行き当たりばったりの Take Off!

加賀市のコンビニで旅立ちの記念撮影。

一桁国道沿いなのに田舎はすっかり旅風景。

ついでにコンビニの壁にへばりつくどうかしたみたいに派手で平たい蝶々も記念撮影。
…そりゃ蛾だ。
東京大阪在住時代は最初の数キロを脱出するのにえらく時間をとられたもんだが、そこはそれ田舎暮らしの余裕のよっちゃん、驚くような快適走行で石川県離脱のハイパー国道8号線。
あっという間に(つっても数時間後だが)100km弱を走破し福井市内へ。
無計画な計画では、福井が世に問う「小川家」のソースかつ丼おろし蕎麦セットでブランチにするつもりだったが、全く開店時間前 (´Д`)
仕方ないので、少々のんびり走り続け、10時過ぎに休憩したのは河野道の駅。
おおぉ、おろし蕎麦があるではないか!
ようやくここでブランチ。
レストランには程遠い、立ち食い蕎麦に近いそのおろし蕎麦は…

激旨!
福井おろし蕎麦、侮りがたし!
さて、自分がどこへ向かっているのか、何が私を呼んでいるのか、ほとんどわからぬままひたすら国道8号を走り続け、いつしか時間はお昼前。
気付けば福井を過ぎ、滋賀県に入っていた。
滋賀は大阪在住時代も常に通過点であり、あらためて関心を持ったことはなかった。
よし、今回の旅のテーマは滋賀だ!
滋賀とくれば、琵琶湖!
日本最大の湖、琵琶湖!
古代、どうしてこの湖が「琵琶」の形をしてるとわかったのか!?
超古代文明が飛行できるマシンで空中から湖全体を観察したのではないのか!??
…だいたい、これって琵琶の形なのか???!
(古代の測量技術をなめてはいけません。)
とりあえず、琵琶湖ならではの食を味わうのだ!
休憩で立ち寄った塩津海道あじかまの里道の駅。

ブランチが済んだはずの私であったが、あらためて昼食、猪コロッケ!

これ一つで、「おれぁ、猪食ったことあんだよ。結構旨いぜ…」とか言える効率的な130円(税込)!
…どこらへんが琵琶湖ならではの食なのか?
滋賀の味を堪能し、満腹状態でふらふら走っていると、なにやら素敵な駅名が!

どんな姫様だったのだろう、わくわくわくわく…

…結構普通な感じだった。

伝説を読むと…意外に起伏の無いストーリーだ(十分産んだり死んだりしてるけど)。
ま、これも行き当たりばったり旅の素敵な出逢いだ。
虎姫以上に素敵だったのは、下校途上の地元JKの雄姿だったことを追記しておこう。

虎党は是非一度お飲み遊ばせ!
長浜あたりで、ようやく超古代文明もまっつぁおの琵琶湖沿岸に辿り着く。




琵琶湖…でけぇ!
どうかしたみたいにでけぇ!
猪苗代湖も霞ヶ浦もはだしで逃げ出すぜ、ベイベー!
本当は日本海よりでかいんじゃないか、Great琵琶湖!
滋賀県に入ってしまうと、思った以上に国道は混みあい、ここが関西都市圏の一角であることを再認識させられた北陸人。
あわよくば京都まで突っ走ってウチの会社の関西支店の前で記念写真でも撮ってみるかと思っていたが、とっとと断念し、滋賀うろうろする。

安土?
てことは…であるか!

豊川悦治でも吉川晃司でも舘ひろしでも猫ひろしでも、もちろん黒鉄ヒロシでもなく、織田のブナガ…もとい、織田信長公であらせられる。
安土城跡にも行ってみる。
単車は駐輪代タダだし。

…夢の跡だな。

能登川水車だ!

猫だ!
さて、この日、気温は浜名湖ではなく琵琶湖なのにうなぎ上り。
いい加減汗だくになったので、守山市が世に問うスーパー温泉銭湯みずほの湯で命の洗濯!

温泉の詳細は「風呂歴史」記事に任せて、良い具合に夕暮れになった琵琶湖のほとりで一休み。

湖の向こう岸に沈む夕陽は、帰ってきたウルトラマンより水野晴郎な感じだった。
日も暮れ、腹も減った。
何?
なんだと?
長崎を向こうに回し、近江でちゃんぽんとな!?
つーことで、「近江ちゃんぽん亭」なるチェーン店に乱入、これだ!

…素直に美味い。
近江ちゃんぽん、侮りがたし!
完全に日が暮れた。
いつもなら明るい内にユースホステルに飛び込む私だが、今回新チャレンジ、今日のお宿はDVD試写室だ。
ネカフェを凌駕する広さの個室施錠可、夜9時以降入店なら12時間で2,100円、トイレシャワー完備でおまけにエロDVDは交換自由の試写放題だ。
今を去ること20数年前までは“エロビデオ(この頃は当然VHS)一度に20本借りる王”の名を欲しいままにした私だが最近はさっぱりなので、ここらで一つ復活するか!
異様にフレンドリーな受付のおっちゃん(この手の店にもかかわらずフレンドリーなところがとっても関西で、それはそれでどうかと思うが)に金払い、貸出枚数限界のDVDを完全防音個室に持ち込んだ。
…のは良いのだが、ついついエロDVDと一緒に借りた「HK 変態仮面」(←少なくともエロDVDではない)を耐えきれず先に観てしまい、途中居眠りしては起きて巻き戻し(DVDは巻き戻さないが)、観ては寝、巻き戻し…と繰り返していたら、あっという間に午前3時にあいなった。
さすがにちゃんと寝んと明日(もう今日だ)死ぬ、と眠りに着いたが6時前にがばっと目が覚め、二度寝を試みたが叶わず、DVDと一緒に借りたドラゴンボール魔人ブウ編を読み切り…気付けばせっかくのエロDVDをただの一秒も観ることなく試写室を後にした。
なんて充実した旅の夜だったのだろう!!!
【2014年6月1日】
変態仮面とドラゴンボールを深夜早朝堪能した寝不足デブ族の私、朝から真夏のような強い陽射しの中を旅立った。
この日、梅雨にもなってないのに、まさに夏!
おまけに、大都会滋賀県の国道はどえらい渋滞。
単車たるヤットデタ2号、すいすいすり抜け…と思いきや、後部に巨大なパニアケース装着の私は不用意にすり抜けなどできないのだ。
だからじりじりと音を立てる強い直射日光の中、ひたすら渋滞の列に並び、クラッチを握る黄金の左手が疲れと痛みで誰の手だかわからない。
彦根あたりでひこにゃんでも出てきたらサインもらおうと思っていたが、全くその気配無し。
…もう疲れた。
朝から昼飯にしよう(既に昼近いが)。
入ったところは、近江ちゃんぽん亭!
二日連続のちゃんぽん亭だ!
ちゃんぽん亭さん、表彰してくれ!

今日はチャンポンではなく、豚そばチャーハンセットである。
…くううぅう、旨い、旨すぎるぜ!
ふと見るとテーブルに「特製お醤油はTKGにもお使いください」とか書いてある。
TKG?
なんだそりゃ?
時をかけるゲシュタポ?(違う違う)
こらえ切れずに、お店のお孃ちゃんに尋ねてみた。
「お孃ちゃん、TKGって~のは一体何だい?このおじさんに教えてくれ…」
「はい!たまごかけご飯です!」
…そうだったのか。
ちなみに、このお店を出た後、バンダナを忘れたと思い再びお店に入り、
「すまねぇな、お孃ちゃん。このおじさん、うっかりバンダナ忘れていかなかったかい?」
「お客様、頭に巻いてございます。」
…なるほど、目に入らねぇわけだ。

さて、ぼけ話はこの辺に、旧長浜駅舎なんぞ見学し(外から見ただけ)、再び国道8号を帰路に着く。
ハイパー国道8号線を250CCの空間転移次元反動エンジンで突っ走ればとっとと金沢に帰れてしまうのだが、それでは変態仮面オンリーの旅になりかねない。
ここは一つ、私は海の男であるので(いつから?)海沿いを走ってみよう。
滋賀を抜け福井に入り敦賀を越えたらそこは国道305号!
これがまた実に素晴らしい!
片側1車線の海岸沿いの何の変哲もない道だが、交通量は少ないし、信号は無いし、程よいワインディングだし、眺めは良いし…私はこの国道305号を「伊豆もびっくり道」と名付けることにした。
近い将来、ツーリングマップルにも「伊豆もびっくり道」の文字が並ぶこと請け合いだ。
越前海岸だ。


そして越前温泉だ。


河野シーサイド温泉ゆうばえ!
…変態仮面とドラゴンボールのせいで寝不足な私は、ついつい寝湯で湯寝してしまった。
この後も、次から次へと心揺さぶるような立ち寄り湯が続々登場。
今日は疲れてるから勘弁してやるが、この次来たときゃ片っ端から征服してやるぜ、待ってろよ越前温泉!

越前海岸呼鳥門で一休み。
今はトンネルでひとくぐりだが、昔は人や車が“門”をくぐったらしい。
(福井人からの確かな情報)
そしてくぐった後、静かに門が閉じることもちょいちょいあったとか無かったとか…
なお、呼鳥門の駐車場には素敵な参議院の…もとい、三人の女神様がいた。

ウルド

スクルド

ベルダンディ
過去、現在、未来(深い意味は無い)に素敵な海岸で出逢えた私はさらに先を急ぎ、いつの間にやら石川県。
…いつしか陽も傾き、落日の輝き。

旅の終わりの記念写真だが、良く見ると…

アイアン?
…遥か昔、織田信長公が仰った『おうちへ帰るまでが遠足です』という格言に従い、安全運転で無事帰宅した私であった。
西方浄土と滋賀が目的の筈だった突然ツーリングは、終わってみると変態仮面と福井県の株急上昇の旅であった。
じゃまた!