死んだ祖母が若い頃に体験したこと。



夜道を歩いていたら、光るものがふわふわと浮かんで近寄ってきた。
火の玉だ、と思ったが怖いとかは思わなかったそうだ。

祖母は、世代なのか地域なのかわからんが、「人魂」と言う言葉は使わず「火の玉」と言った。
あるいは当時は結構普通に「火の玉」なるものに遭遇してたのかもしれない。

その火の玉はちょうど祖母の顔の高さくらいを右に左に揺れながら浮遊して、一尺ほどの近距離、まさに目の前に近づいた。

そのとき、遠目には炎か光の塊に見えていた中に、黒い「目」と黒い「鼻」と白い「歯」が見えた。
そして、黒い目と黒い鼻と白い歯の不思議な顔を持つ火の玉と祖母がすれ違ったとき、その火の玉の声が聞こえた。


「…畜生…畜生…チクショウ…」


そして、畜生の火の玉は特に何の危害を加えることもなくふわふわと通り過ぎて行ったそうな。



実のところ、これは祖母から直接聞いた話ではなく、祖母の死後にその息子、平たく言うと私の父から聞いた話だ。
だから臨場感は今一つなのだが、とりあえず恐怖譚と言うよりは実に呑気で淡々とした出来事だったらしい。

もうじきお盆であるし、今は亡き祖母と、正体はわからんが火の玉になってまで畜生畜生と言い続けた誰かに敬意を込め、2分でそのお姿を再現してみた。

イメージ 1

男おいどんの頭蓋骨みたいで何かかわいらしくなってしまった。
やはり2分は無理だったか。

再度、4分かけて再現を試みた。

イメージ 2

…失敗したどこかのゆるキャラみたいになった。
いいや、もう、畜生。


…じゃまた。



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