【2013年4月29日】
高山三日目、今日は帰る日、相曽晴日。

2泊したユースホステルは、実はとても由緒ある寺院だったことを旅立ち際に知る。
1日目に200kmちょい走るのに迷走した経験から、近場の温泉でも入ってからまっすぐ帰るつもりだった。
しかし、つもりはつもりでしかなかった。
27日は積雪で滑り止め装置必携と言われた奥飛騨、平湯温泉。
そこには神と猿しか入れない、秘湯中の秘湯「神の湯」があるという。
さすがに昨日のドピーカンで道の雪は解けただろうとたかをくくり、平湯に向けて走り出した欲深い私。
真っ白な乗鞍岳山頂を間近に見ながら1時間弱のドライブの末、辿り着いたり平湯温泉郷。
さて、神の湯はどこであるか?
神にしか見えないところにあるのだろうか?
…手製の立看板があった。
それに従って行くと、実に簡単に神の湯到着。
神は我々の身近に在り。

500円払って温泉に入り、興奮!

掘立小屋のような脱衣場、露天風呂1個のみの潔い湯船、久々の硫黄臭がありがたい温泉、自分以外誰もいないかけ流しの湯…
これこそ神の湯だ!
毎週のように温泉巡りをした私は遂に神の領域に到達したのだ!

できることなら女神の湯に入りたかったがそれは人として許されないことだった。
…さて、今年最高の温泉にたっぷり浸かった後は一目散に帰路に就くのだ。
帰路途中、「カミオカンデ、しかし~!」と横山やすしが言いそうな神岡で、神の湯をさらに超える文字を目にした。
『流葉温泉 ニュートリノ』
神を超えて魂が宇宙に昇華された時、心に流れ込むニュートリノ。
カミオカンデはこの温泉のために稼働しているということを初めて知った昭和の日、これは入らないわけにはいかない。

温泉はニュートリノだけあって、眺め良い露天あり、サウナあり、流水エステバスありと至れり尽くせりだった。



雪の解けたスキー場の麓にニュートリノ降り注ぐ広き温泉には、途中から私以外誰もいなくなり、湯船で宇宙の神秘を味わうことができた。

何と言っても沸かしているから純生だ。
惜しむらくは、ニュートリノビームを全身に浴びる前に昼食を済ましていたため、入浴お食事セット激安1,000円にトライできなかったことくらいだ。
さて、一日二度の神とニュートリノの湯に全身満たされて、運転中眠くなってきた。
これはいかん!ということで、行きと同じ細入道の駅で五平餅をチャージする。

トイレに入ると、ここにも寺さんが!?

私も温泉に入り続けて彼のような鉄人を目指したい。
さて、時は過ぎ去り、渋滞にも合わず、多少道に迷いつつようやく金沢に帰ってきた。
しかし落ち着かない。
何が足りないのか?
…温泉だ。
市内のスーパー銭湯的温泉施設「大桑おんま温泉 楽ちんの湯」に自動的に向かってしまう。

…今、何と言った?
入浴料金600円に100円足すとラーメンがついてくる、だと?!
よし、神岡でスルーしてしまった入浴&お食事コースをここで試す。
ニュートリノの仇を楽ちんで討つのだ。
(ラーメンは返り討ちだったが)
神とニュートリノに続いて三度目の温泉は、黒きモール泉で湯船の底が見えず、何度か転倒しそうになるくらい濃い湯であった。
東方の三博士もびっくりの一日三度温泉で高山の旅は無事幕を閉じた。
めでたしめでたし。
そして高山の豪華土産はこれだ!

…仮面の忍者 赤影はどうなった!?
じゃまた!