この間から、長年使った電卓が死んだり蘇ったり忙しいのだが、今朝、その電卓様がまたもやお隠れになられた。
降っても叩いても撫でてもしゃぶっても(しゃぶりはせぬ)、全く動作しなかった。
今度こそ最期と思い、呪いの生首まおまおと共に遺影を撮影した。

死にゆく電卓の来世を祈るように、街は冷たく細かい雪に覆われていた。

家に帰り、不燃物のゴミ袋に捨てようとしたその時、手のひらの中の電卓が…

またもや息を吹きかえした!
はっきりせんかい!
…お帰りなさい。
じゃまた!