時代劇や古い映画なんかで、普段寝たきりの病気の奥さんが、「今日は調子が良いので起きてみたの」とか言って、縁側にたたずんでたりする風景。
 
なんだかその気持がよくわかる10月最後の土曜日。
私もぎっくり腰の調子が非常によかったので、当初の予定通りお出かけしてみた。
 
新高円寺という、めったに行かないTOKIOは西の文化的街。
そこで、最近良く記事に登場するアコースティックソロフィンガーギタリスト、ダニエルコフリン氏のハロウィンライブがあった。
 
ダニエル氏はハロウィンということで海賊の仮装(コスプレ?)で登場したが、本人が意図したらしいジャックスパロウというより、この日1曲目の「三銃士」のようだった。
演奏もいつも以上の迫力で、観客を魅惑の世界に引きずり込んでいた。
この日はアンプ2台で音の広がりを出していたが、ギターから出ているシールドは1本だし、一体どんなエフェクトを使っているのだろうか?

彼の演奏は、弾くわ叩くわの今風フィンガーピッキングだが、演奏技術以上にメロディと音そのものを大切にしている。
(本人の意図とこだわりはわからんが、私にはそう聞こえる。)
だから、オリジナルもカバーもみんなの心に響く。
 
この30年間、私の心を奪っている音楽ジャンルは「エレキインスト」、わかりやすく言うとThe Ventures(&more)なのだが、メロディを大切にしている点では通じるものがある気がする。
ダニエルとVenturesは、ギターを使っていることとインストゥルメンタルであること以外、あまり共通点は無い。
でも、同じように私の心に響く。
例えが素っ頓狂だが、生物学的に全く別のイルカとサメとイクチオサウルスがとても似ているように、目指しているところ、到達点が近いのかもしれない。
 
しかし、エレアコとは言え、アコギ1本のインストゥルメンタルのステージは大変だ。
ボーカルや歌詞で変化は付けられないし、エレキのようにエフェクターガンガンでバラエティというわけにもいかない。
選曲と、まさに演奏そのもので、観客を飽きさせず魅了しないといけない。
 
険しい道を選んだと思うが、そんな風は見せずにさらりと凄テクや感情表現を聴かせてくれる。
ダニエルコフリン、お薦めです。
 
 
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写真は、ライブ終了後にダニエル氏の海賊帽子を被せてもらって記念写真でご機嫌の私。
 
 

 
 
なお、一日経った日曜日、腰は再び痛い。
時代劇の奥さんはせいぜい縁側だったが、…やはり無理はいけない。
 
 
 
 
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