好きになった人や好きなモノを、何年たっても何十年たっても忘れられず、あらためて「好き?」と尋ねられると、やっぱり好きだと答えてしまう。
 
これは妖怪忘れじ花にとりつかれているのかも知れない。
 
忘れじ花は、胸の中に咲く小さな紫色の花のような妖怪で、人の悲しい想い出や嫌な記憶を吸いとって育つ。
結果、胸の中には良い想い出だけが残り、普通なら思い出したくもない人や、どうでも良いことが美しく形を変えて保存される。
 
忘れじ花にとりつかれやすいのは男だ。
女性が、別れた男のプレゼントを平気で捨てたり売ったりするのに比べ、男性は大昔の手紙を後生大事に持っていたりする。
昔々好きだった作品の続編やリメーク版にはまるのも男の方が多いかもしれない。
 
というわけで世の男性諸氏、この妖怪にとりつかれると、財布が空っぽになったり、新しい彼女と喧嘩になることがあるので気をつけよう。
 
 
 
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