世の中は、きれいに始まり終わる宴会ばかりではない。
集合と解散が五月雨式で、特に終わりがグダグダの宴会は数多い。

そんなグダグダの精算を、きちんと仕切り、誰もが不満無く幸せに解散させるのが名幹事なわけだが、幹事とて飲むので、なかなかうまくいかないものだ。
 
そんな時に役に立つのが、妖怪割勘爺。
いつの間にか仲間の一人のような顔をして輪に混ざり、みんなに「割勘だよ、5000通し!」と吹いて回る。
不思議なことに誰一人疑念を抱かず、素直に五千円払ってしまうのが、この妖怪の凄いところだ。
 
本当は、割勘で3000通しなので、割勘爺はかなり大儲けなのも凄いところである。
 
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