金曜夜にやけになり仕事積み残して飲みに行き、土曜は二日酔いで死んで、日曜にやはりこれはまずいと休日出勤。

それなりに仕事をこなすが、夜になってもきれいには片付かず少しイラつき始めた頃、パソコンのモニターの影から妙に可愛い声がする。
 
「もう帰ろうよ」
「日曜はお休みだよ」
「これだけやったからいいじゃん」
「今日はおまけの一日だよ」
「お家でカレー食べようよ」
「お好み焼きも美味しそうだよ」
「ビールも買って帰ろ!発泡酒でもいいけどさ~」
 
見ると年の頃なら17~8の、それなりに色っぽい着物姿の娘が七人、こっちを見て仕事やめて帰れと誘ってくる。
 
…妖怪七人娘だ。
残業と休日出勤で過労死したOLの魂が、複雑に分裂と融合を繰り返した結果生まれた妖怪である。
言うことを聞かないと取り殺されかねない、意外にもかなり危険な妖怪だ。
 
ちなみに七人とも可愛いことは可愛いのだが、みんな身の丈は10cmほどで、仲良くなってもお付き合いなどはできない(笑)
 
 
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