とぼとぼと夜道を歩いていると、いつの間にか自分の数メートル先を背の高い女が歩いていた。
髪はきれいに伸び、地味なシャツとロングスカート。
体つきから若い娘なのはわかるが、けして今風ではない。
自分の立ち位置が、まるで後をつけているようだったので、あえて歩を遅めたその時、突然その女はこちらを振り向くや否や、両手で自分のスカートをめくりあげた。
…これが妖怪スカートめくりんである。
顔立ちは若い美女で、スタイルもいいのだが、喜んではいけない。
めくりあげられたスカートの中には、醜い髭面のオッサンの顔が三つもぶらさがっているのだから。