今朝、家を出て100mも歩かぬ内にドザーと雨が降り、ホウホウの体で一旦家に戻り傘をさす。
 
雨が降ったら傘をさす
辛い話は胸をさす
娘十八 紅をさす
魔がさす 棹さす 将棋さす
世間の人は指をさす
許せぬ悪にとどめ刺す
(by A.Hayasaka)
 
…傘をさしたら雨やんだ。
仕方ないから、寛平ちゃんのように傘振り回しつつ駅まで意気揚々と歩いた。
 
改札で財布と定期と免許証を忘れたことに気付き、泣きながら家へ戻る。
朝もはよから汗でびしょびしょの老いた身体は傘をささずに歩いた子供のように。
子どもと明らかに違うのはシャツの汗ジミと加齢臭。
 
 
夜、大雨洪水警報発令との虫の知らせに傘を持って会社出た。
 
200mほど歩いて携帯忘れたことに気づいて、泣きながら会社に戻る。
傘を寛平ちゃんのように振り回しつつ。
 
しかし雨は降らない。
大雨洪水警報が聞いて呆れる晴れ男な夜。
 
 
明日からは秋だそうな。
 
これで財布を忘れても生きることに疲れても汗だくにならなくて済むのだったらそれはそれは幸せというもの。
 
 
 
 
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