男は真面目だった人のいやがる仕事も笑顔で引き受けやりとげ誉めらることも多かった男はあまり利口ではなかったそれでも生きてこれたのはそのこつこつと真面目な生き方で何とか困難を乗り越えたからだった男の能力ではどうにもならないときは逃げたややこしく難しくどうにもならないときはとりあえず逃げてきたそれでも破滅に至らなかったのはそのこつこつと真面目な生き方を認めるだけのゆとりが仲間にあったからだったしかし世の中は変わった大きく変わった真面目なだけの無能な男が生きていけるほどのゆとりが仲間から消えた男は逃げる場所を見失ったあとには冷酷な破綻だけが大きな口をあけて待っていた
 
 
 
 
…え~、自分のことではないです。
念のため。
 
 
 
 
 
 
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