突然単車で裏磐梯１ 〈深夜に干し芋を磨いて北を目指す〉

10月10日に、出張で金沢に一泊し、翌日の飛行機は17:30小松発。
ビジネスホテルをチェックアウトぎりぎりまで引っ張ったが、それでも時間がたっぷりありすぎ。
仕方ないのでネカフェで時間をつぶしたところ、狭い店内にあった数段の階段に気づかず、想定外の段差で膝を痛める。

さてさて、小松→羽田経由で、自宅に戻ったのは11日の20時、三連休の初日を無為に過ごした後悔の念。
これで12日に休日出勤でもしようものなら、オレの人生ナンナノカ、アンタアノコノナンナノサ（もうしわけございません）。

ふと魔が差した。
自分脳内会議の末、急遽ツーリングを強行することに決定。

思えば1月に美少女同伴で伊豆を走って以来、9か月ぶりの単車行。
深夜発となるとこりゃもう10年前のGW下北半島一周以来。
よる年並みに勝てるのか、ワタクシ？！

…まあ、一人でワタクシーとか言っていても仕方ないので、さっさと旅支度を整える。

ここで衝撃。
皮ジャンがカビでガビガビに！まるで「干し芋」のようになっている！！
そう言えば、この間久々に洗車等したときには、ヘルメットの内装とグローブがガビガビになっていたのう…。

気を取り直し、叩いて拭いて、かろうじて着られる状態まで回復。
汗だくになりながら準備完了。

10/11
23:00　単車にまたがりキック!キック!!キック!!!、エンジン始動！（５蹴目）
YD発進！！

さて、どこへ行くものかと問うならば、いつもは一番晴れている方角を選んで走り出すのだが、この体育の日連休は日本中晴れ。
であれば、迷うことなく北を目指す。
北陸、という北国のような北国でないようなところ出身の私だが、なぜか心の故郷は東北。
南は行くところであり北は帰るところ、と大滝Ａ１先生もおっしゃっていた。

順調に夜の国道4号を北上するYDと私。
しかし、その行く手には幾多の困難が待ち受けているのであった。

…続く。
え？ふざけんなって？（すいません。）

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