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9月24~26日、関西方面に出張した。

24日の夜、大阪市内の割といいビジネスホテルに泊まった。

スタッフや顧客とそこそこ飲んで、ベッドに入ったのは0時頃。
普段より早い就寝、慣れないベッドと枕、出張というイレギュラーな疲れで、寝付きは早かったがふと夜中に目が覚める。
時計は3時過ぎだった。

・・・何か音がしている。
「ブーン」、いや「ジー」の方が近いか。
それもはっきりと。
耳を澄まさないと聞えないような音量ではない。

最初はエアコンの音かと思ったが、エアコンのスイッチは切っている。
冷蔵庫の音に近い感じだが、部屋の冷蔵庫はこれもスイッチを入れていない。

カーテン開けっ放しだったので部屋は暗闇では無い。
ベッドから半身起こし、どこから聞こえる何の音なのか、見極めようとした。


わかった。
壁のドライヤーだ。

スイッチなど全く触っていないヘヤードライヤーがうなっているのだ。

よく聞くと、モーターの音ではない。
ドライヤー全体が小刻みに振動している、それも断続的に。

思い切って明かりをつけ、ドライヤーを手にとった。
…何事もない。熱も持っていない。


寝ぼけているのだろうか?

その晩は、明かりをつけたままで布団被って寝た。
その後も何度かドライヤーはうなっていたが、特にそれ以上のことは起きない。
いつしか寝込み、ごく普通の朝がきた。


本当にあったことには、後日談とかオチとか、なかなか無いものだ。
しかし…