「患うと死が目前に…」。まさにがんの王様、膵臓がんへの恐怖が波紋の広がりにつながっているといえます。
1か月分タブレット(30錠)の卸売り価格(定価)が3万9800ドル(約630万円)。1年で約7600万円。臨床試験が示した平均生存期間(13.2か月)より「少し長生き」したら、すぐに「1億円」という大台に…。
私の事前予想は「1か月2万5000ドル~3万ドル」でしたが、はるかに上をいくダラクソンラシブ(商品名RASONQUE、ラソンク)の「お値段」となりました。
このクスリの現状での「確認できるデータ」は、「生存期間を6.5か月延長」だけです。世界で最も売り上げを伸ばしているキイトルーダ、そして乳がん限定ながら世界的なシェアを獲得しているエンハーツのような、「がんが見えなくなる」、つまり「寛解」、さらには「根治」の期待をもたせるシグナルは出していないクスリです。
ラソンクはメディケアという、65歳以上の米国民が加入できる公的保険の対象となる見通しですが、「加入者の保険料を使い過ぎている」「根治薬でないなら、イベルメクチンを試した方がましではないか」など、不満の声がXや掲示板で渦巻いています。
はたして日本はどうなるか…。希少疾患指定など、承認のスピードを少しでも速める努力はなされているはずですが、承認されても「保険収載」という、さらなる大きなハードルをクリアできるか、乳がん向けイムリオのように、8カ月、9カ月、さらにそれ以上、「棚ざらし」のリスクもありえるのではないか…。前途多難を思わせる「お値段」といえます。
「輸入」に関しては、「ブラジル経由が唯一、現実的」との見方が大方です(模倣品に大注意です)。
ラソンク(ダラクソンラシブ)、びっくりの価格(1錠約21万円!)で超速承認!
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