現在、国内で最も注目を集めている乳がん向け治験はイナボリシブ…。乳がんのサブタイプを横断する形で効果が期待されている新薬ですが、とくに決め手不足感があったHR+/HER2-乳がん患者さんの希望を膨らますクスリです。
同サブタイプのミミポポさんにも届いてほしいクスリですが、残念ながら治験は「全身状態がかなり良好」でなければ、はねられてしまいます。ダトロウェイ、アバスチンと、強い副作用のクスリに苦しまれたミミポポさんはとてもではないですが、参加できません。
抗がん剤全般について、会員様の問い合わせに対する私の答えは、「早めの見極めが必要」です。効果が得られず、副作用という「害」だけを被るリスクが高まるからです。全身状態が悪化すれば、治験という「新たなチャンス」を得ることもかなわなくなります。ミミポポさんは「有資格者」ながら届くことはないでしょう。
イナボリシブは、米国では承認薬です。「益と害」に関してしっかりしたデータを有しているクスリです。ただとっても高額…。
中外製薬が販売権を獲得したことは心強いといえますが、承認申請、承認、保険収載と、国内で「使える」までには多くのハードルが待ち構えています。「未来のがん医療をいま受ける…」。現在の治療がゆきづまりつつある方、不安がある方、前向きに!
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