がん患者は、心不全や脳卒中、大動脈解離など、心血管系疾患で死亡するリスクが高いとの報告、研究は世界から発信されています。ただ対象は数千から数万人、また乳がんなど個別部位に特化した研究が大半でした。ちなみにそれらの研究での死亡リスクは、一般集団に比べ「約2倍」との結論でした。
今回、国内で2016年1月1日に施行された、がん登録促進法に基づく、2016年から2019年にがん登録された全がん患者を対象に同リスクを詳細に追跡調査した結果が発表されました。各患者を匿名化することで、インフォームドコンセント(調査対象者の許諾を得ること)を省略することを、がん登録情報提供審査委員会から許諾されてのもので、1国の全がん患者対象という世界初の画期的で意義ある研究です。~
研究では、20~39歳での心血管系疾患によるSМR(標準死亡率)が一般集団(がんと診断されていない集団)と比べ突出して高いことに着目しています。この年代は、動脈硬化とほぼ無縁といってよく、抗がん剤治療による血液障害、血液凝固などの副作用との因果関係が疑われると指摘しています。「がん」そのものではなく、「治療」で亡くなるリスクに留意する必要があるということです。
がん登録法に基づいた国内全がん患者対象の世界初の意義ある研究、がん患者の心血管疾患死亡リスクは一般比2.39倍、男性2.01倍、女性は?…-2025年7月9日
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