子宮頸がんワクチン、その効果と副反応リスクについて、世界中で数多く研究結果が発表されてきました。おそらく「医薬品」としては最も試験データが多い中の一つと思われます。
ただ、「接種回数」に着目した研究は登場しませんでした。どの研究も当初の用法である「3回接種」を前提としたものでした。そうした中、2021年、はじめて「回数」に焦点を当てた「大規模な対象」「追跡期間も約10年と長期」というエビデンスのきわめて高い研究が発表されました。本研究は、「誤った副反応報道」でワクチン接種が一時中断、ほぼ同数の本来の「3回接種」群、中断によって「2回接種で辞めた」群、「1回接種で辞めた」群が出現した「偶然のたまもの」でした。公表されたデータは、世界保健機関(WHО)、そして製造元の製薬会社にとっても「思いもよらぬ」内容でした。
子宮頸がんワクチン、WHОが「1回接種推奨」に舵を切った衝撃の約10年に及ぶ大規模研究詳細、最も重要な「持続感染予防」効果、2回、3回よりなんと1回が!?--2024年9月4日アップ(「月刊がんでも生きる9月号」に記載されたパスワードをご利用ください)
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