世界は「1回」へ!子宮頸がんワクチン・キャッチアップ接種、医療関係者の煽りにもご注意 | 2人に一人以上が患う大病!日本で唯一、がんの情報誌「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

2人に一人以上が患う大病!日本で唯一、がんの情報誌「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

日系報道機関、経済通信社トムソンロイターを経て情報会社営み
つぶやき中。英語と中国語はやや自信。がんや健康問題を15年以上、取材、出版物多数。海外、エビデンスを重視した最新情報満載の「月刊がんでも生きる」を発行中。ウォーキングなどがんの非薬物療法も探求。

 子宮頸がんワクチンの「積極的な推奨」を中断した10年間、接種を受けなかった若い女性が、公費負担(つまり無料)で接種を受けられるキャッチアップ接種の期間が来年3月に終了します。

 従来モデルの「3回接種」だと、最低6ヵ月の間隔が必要であり、来月9月中に受けないと、「間に合わない」ことになります。

 

 このため、現在の主力商品を製造・販売しているМSD社が、「急げ!」とテレビCМを頻繁に打っていることをご承知の方も多いはずです。そして、製薬会社だけではなく、医療関係者も「来月が締め切りだ!」とばかりにXなどで数多く発信されています。

 しかし、世界の流れは「1回」です。「1回は2回、3回に劣らない」とのデータが世界で多く発表され、世界保健機関(WHО)もそうした研究データを受け、2022年に「1回で構わない」つまり実質的に推奨しました。

 「売上げが3分の1になってしまう!」との懸念は製薬会社だけではなく、接種を提供する医療関係者も同じです。「間に合わない」という煽りにも注意しましょう。該当するご家庭、女性はとにかく、「1回」の前向き検討を。

 

 

 

 

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