子宮頸がんワクチンの「積極的な推奨」を中断した10年間、接種を受けなかった若い女性が、公費負担(つまり無料)で接種を受けられるキャッチアップ接種の期間が来年3月に終了します。
従来モデルの「3回接種」だと、最低6ヵ月の間隔が必要であり、来月9月中に受けないと、「間に合わない」ことになります。
このため、現在の主力商品を製造・販売しているМSD社が、「急げ!」とテレビCМを頻繁に打っていることをご承知の方も多いはずです。そして、製薬会社だけではなく、医療関係者も「来月が締め切りだ!」とばかりにXなどで数多く発信されています。
しかし、世界の流れは「1回」です。「1回は2回、3回に劣らない」とのデータが世界で多く発表され、世界保健機関(WHО)もそうした研究データを受け、2022年に「1回で構わない」つまり実質的に推奨しました。
「売上げが3分の1になってしまう!」との懸念は製薬会社だけではなく、接種を提供する医療関係者も同じです。「間に合わない」という煽りにも注意しましょう。該当するご家庭、女性はとにかく、「1回」の前向き検討を。
HPVワクチンの #キャッチアップ接種 の期限が迫っています。接種するかしないか、人それぞれに様々な選択があるのだと思います。学生さんたちの多様な本音を知ってください。記事では「医大生が昼休みにHPVワクチンを打つ1日」という動画も紹介しています。@frau_twhttps://t.co/heXGfzbGW5 #FRaU
— 及川夕子/医療ライター📚はたらく細胞LADY 10代女性が知っておきたい「性」の新知識(講談社) (@cosmos201710) August 30, 2024
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