最大80数%の発症確率、梅宮アンナさん、人間ドックより遺伝子検査(BRCA)の方を本来… | 2人に一人以上が患う大病!日本で唯一、がんの情報誌「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

2人に一人以上が患う大病!日本で唯一、がんの情報誌「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

日系報道機関、経済通信社トムソンロイターを経て情報会社営み
つぶやき中。英語と中国語はやや自信。がんや健康問題を15年以上、取材、出版物多数。海外、エビデンスを重視した最新情報満載の「月刊がんでも生きる」を発行中。ウォーキングなどがんの非薬物療法も探求。

 梅宮アンナさんのがん告白、最近の著名人の「がん公表」としては最も反響が大きかったですね。アンナさん、当日から翌日の民放各局の情報番組に「出まくり」でしたから。

 それにしても、毎年受けていたという「約40万円の自己負担」の人間ドックの頼りなさといったら…。

 

 父親の梅宮辰夫さんが6度も発症したという「がん家系」を警戒していたなら、本来は、人間ドックより遺伝子検査を優先されるべきだったと思われます。「本当にがん家系」かを調べることができる遺伝子検査であるBRCA(HBOC)遺伝子検査は、がんになった場合は新たながんのリスクを調べるためとして保険適用となりますが、まだがんになっていない場合は、全額自己負担。2万200点の検査のため、20万2000円かかります。それでも「40万円」の半分です。陽性であったなら、「予防的切除」という選択肢もあったのですが…。

 遺伝性癌総合診療制度機構がまとめた最新の遺伝性がんの発症確率です。乳がんはなんと最大「80%超」!米有名女優さんが予防的切除を決断したのもわかりますね。なお、乳がん一般でも「10.6%」。ほぼ「9人に一人」です。「がん家系ではない」人も全く油断できません(卵巣がんも、ものすごい確率となることにもご注意)。

 

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