日本では全くといっていいほど報じられていませんが、お隣り、韓国では今年に入って最も大きなニュースとなってきたのが、政府による27年ぶりの医学部の定員増方針と、医療従事者による大規模な反対デモでした。
昨日(16日)、医療関係者による仮差し止めの申し立てを裁判所が棄却し、政府方針が確定しました(なぜか、日本のメディア、本日朝にかけて、まったく報じず…)。
韓国での医療従事者による「大反対」のストライキに対して、韓国民は「共感」どころか、批判の声が大半でした。
「既得権を守ろうとしているだけ」「競争するのが嫌なの?」「患者の命より自分のサラリーが大事か!」など、SNS上で辛辣な書き込みが殺到していました。
昨日もふれましたが、韓国のがん専門病院など拠点病院は、米国などと同様、「患者が医師を自由に選ぶ」「自由に替える」ことが当然で、こうした「患者最優先」の対応が、ニューズウィークの「世界のベスト100」に数多くランクインしている要因の一つとなっています。
消費者目線、さらには「患者目線」が重視されて当然なのに、日本では旧態依然のまま…。韓国ではたびたび政権交代が行われているのに対し、日本はひたすら自民党の長期政権のまま。「団体献金」によって、時代遅れの日本の医療環境が守られているといったらいいすぎでしょうか?
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