結局、森永卓郎さん、すい臓がんではなく、「原発不明がん」ですか。全身の複数の箇所にがんの腫瘍が存在し、どれが「もと」か、わからない…。いずれにしても、がんが体の中で「散らばった」「ステージ４がん」であることだけは確かです。
いずれにしても、森永さん、昨年末の「一発目」の抗がん剤治療の副作用の強さから、「標準治療嫌い」になり、主治医さんと疎遠になっているのではと心配になります。
少なくとも、主要ながん拠点病院で、すい臓がん向けに承認（保険適用）されていないオプジーボの使用を推奨する主治医さんはほぼいないはずです。ちなみに、「（切除不能）原発不明がん」向けには、オプジーボは承認されていますが、遺伝子パネル検査を受けた後の診断であり、抗がん剤（たった1回）をやめた直後から、オプジーボを使用するなど、普通はありえません。
そして、「あーあ」とため息が出たのが、「採血して、免疫細胞を増殖培養して身体に戻す治療をしています」…。
おそらく、あの樹状細胞ワクチン療法、つまり承認されていない「自由診療の免疫療法」でしょうね。
「1か月半で400万円、このままのペースだと2000万円程度はかかる見通し」…。当該のクリニックさんはホクホクでしょうが、国立がん研究センターを筆頭に、がん拠点病院の関係者さん、苦虫をかみつぶしているはずです。
血液培養という、とっても安全性が求められる行程を、大手製薬会社などではなく、治療を行うクリニックで実施する…。感染症が心配な限りです。2000万円使った末、がんがさらに進行して体が弱った状態で万一、感染症に襲われたら…。
できれば立ち止まってほしいのですが…。
