台湾発、スタチン使用の乳がん患者は全死亡、がん関連死亡リスクが有意に低い、小社サービスから | あきらめない!日本で唯一最新のがん情報に特化した「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

あきらめない!日本で唯一最新のがん情報に特化した「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

日系報道機関、経済通信社トムソンロイターを経て情報会社営み
つぶやき中。英語と中国語はやや自信。
がんに向き合うための海外、エビデンスを重視した最新情報満載の
「月刊がんでも生きる」を発行中。
ウォーキング最重視!がんの非薬物療法も探求。

 高コレステロール治療薬、いわゆるスタチンを使用している乳がん患者は、全死亡(すべての死因での死亡)リスク、がん関連死亡リスクが有意に低い…。台湾から最新研究結果が発表されました。

 日本でも昨年2022年に、スタチン使用の日本人がん患者全般で、死亡リスクが低いという研究結果が発表されたばかりです。スタチンには高い抗炎症効果があるためと考えられています。

 

 しかし、高コレステロール(脂質異常)症でないにも関わらず、がん患者さんが使用するのは微妙といえそうです。低下するリスクは15%前後とのこと。少なくとも高コレステロールの乳がん患者さんは、「再発予防」、そして「乳がんで死なない」ために使用を検討されることをお勧めします。

 

小社サービス、Up Immunity!(免疫力を上げろ)に本日(5月8日)掲載(外部リンク、要翻訳機能)