高コレステロール治療薬、いわゆるスタチンを使用している乳がん患者は、全死亡(すべての死因での死亡)リスク、がん関連死亡リスクが有意に低い…。台湾から最新研究結果が発表されました。
日本でも昨年2022年に、スタチン使用の日本人がん患者全般で、死亡リスクが低いという研究結果が発表されたばかりです。スタチンには高い抗炎症効果があるためと考えられています。
しかし、高コレステロール(脂質異常)症でないにも関わらず、がん患者さんが使用するのは微妙といえそうです。低下するリスクは15%前後とのこと。少なくとも高コレステロールの乳がん患者さんは、「再発予防」、そして「乳がんで死なない」ために使用を検討されることをお勧めします。
小社サービス、Up Immunity!(免疫力を上げろ)に本日(5月8日)掲載(外部リンク、要翻訳機能)