肉類を多く摂取すると、大腸がんや乳がんのリスクが上昇するとの研究結果が近年、相次いで発表されていますが、胃がんはどうか?本ブログでたびたび取り上げている、国立がん研究センターらの複合グループ、多目的コホート研究が昨年(2021年)末に、「日本人を対象」とした最新研究結果を発表しています。
結論からいえば、総摂取量が多くても有意なリスク上昇は確認されなかった。
ただ、女性に関していえば、同じ肉類でも、鶏肉好きの女性の方が胃がんリスクが低下するとのこと。
牛、豚、羊など四つ足動物の筋肉(内臓類はほぼなし)には、「ヘム」という発がん物質が含まれまれています。
一方、鶏肉には含まれていません。この差が素直に「胃がんリスク」にも反映しているということでしょうか。ただ、男性のリスクも減少するはず…。もしかしたら、喫煙や塩分好き、飲酒など他の要因が「妨害」しているのかもしれませんね。
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